情報・通信

13件の事業に助成金の交付決定 NICT

【2016年11月18日】

 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、黒瀬泰平理事長代行)は、新技術開発施設(IoTテストベッド)供用事業及び地域特定電気通信設備(地域データセンター)供用事業への助成金交付対象事業を決定した。
 交付決定総額は、平成28年度交付決定額1億9330万円。
 同事業は、インターネット・オブ・シングス(IoT)の実現に資する新たな電気通信技術の開発・実証のための設備(テストベッド)の整備及び膨大なデータの流通に対して重要となる施設(データセンター)の地域分散化を促進することを目的として、新技術開発施設供用事業及び地域特定電気通信設備供用事業の実施に必要な資金の一部を助成するもの。
 平成28年9月9日から10月19日までの間、助成金交付対象事業の募集を行ったところ、13件(IoTテストベッド事業5件、地域データセンター事業8件)の申請があり、申請内容について外部有識者からなる評価会の評価を経て、13件の事業に交付することを決定した。
 交付決定対象事業の概要については次の通り(交付決定対象事業者名、事業概要、交付決定額の順)。
 ◇IoTテストベッド事業▽ヤンマー、農的空間(ビニールハウス等)における環境センシング技術の開発・実証のためのテストベッドを構築、2400万円▽富士通、エッジコンピューティング制御技術を活用して様々な事業者が開発するIoTサービス・アプリケーションの効率的・継続的な提供を実証するためのテストベッドを構築、878万円▽さくらインターネット、ゲートウェイ機器、通信モジュール等、低電力での運用を可能とする通信機器を貸与し、自動ゴミ回収技術等の多様なIoT技術・サービスの開発・実証を行うためのLTE閉域網におけるIoTテストベッドを構築、1653万1千円▽エムティーアイ、自動車(バス・タクシー等)の安全運行管理、運転手の日常及び運転中の健康管理等に係る新たなサービスの創出に向けた技術の開発・実証のためのテストベッドを構築、3000万円▽NECネッツエスアイ、MVNO(仮想移動体通信事業者)ネットワーク機器のスライシング技術によりユーザやサービスごとのセキュリティネットワークを形成する通信技術の開発・実証を行うためのテストベッドを構築、3000万円。小計1億931万1千円。
 ◇地域データセンター事業▽ほくでん情報テクノロジー、北海道札幌市に、インターネット経由で仮想化されたサーバリソースを提供するサービス(クラウドホスティング事業)に使用する各種電気通信設備を構築する、1000万円▽メイテツコム、石川県金沢市のホクリクコムのデータセンターにプライベートクラウド設備を設置して供用する。また、名古屋データセンターのバックアップとして顧客の事業継続に資することも目的とする、836万円▽四国情報管理センター、高知県高知市のデータセンターにDaaS(端末のデスクトップ環境をネットワーク越しに提供するサービス)設備を新設し、四国内の地方公共団体向けに仮想端末の供用事業を提供する、562万9千円▽南日本情報処理センター、鹿児島県鹿児島市のデータセンターへ電気通信設備等を増設し、ホスティングをはじめ各種システム稼働環境及びサービスを提供する、1000万円▽さくらインターネット、北海道石狩市のデータセンターにおいて、事業者・行政機関にサーバー設備を供用する、1000万円▽テクノ・マインド、宮城県仙台市に第二データセンターを新設(賃貸)し、地方自治体向け及び法人向けバックアップサービスを提供する、1000万円▽青い森クラウドベース、青森県における雪氷と外気を利用した超省エネ型データセンターにおいて、他人に対してクラウドサービスを提供するための設備を整備する、1000万円▽データドック、新潟県長岡市に、外気及び雪氷エネルギーを活用した寒冷地型データセンターを新設し、広くICTサービスを行う事業者等に設備を供用する、2000万円。小計8398万9千円。

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