情報・通信

ロシア2機関との包括的協力合意書を締結 NICT

【2016年12月21日】

 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、黒瀬泰平理事長代行)は、情報通信技術に関するロシアとの研究協力を強化する目的で、ロシア無線通信研究所(NIIR、ヴァレリー・ブテンコ博士所長)及びモスクワ通信情報技術大学(MTUCI、セルゲイ・D・エローヒン博士学長代行)と、12月16日、情報通信分野における包括的な研究協力に関する協力合意書を、それぞれ締結した。
 NICTは、日本国政府とロシア連邦政府との間の8項目の「協力プラン」の具体化に向け、ロシア無線通信研究所(NIIR)及びモスクワ通信情報技術大学(MTUCI)との間で、情報通信分野の研究協力の可能性について協議を進めてきた。そして、具体的内容について合意に至り、それぞれ協力合意書を締結したもの。
 協力合意書の概要は次の通り。『NIIRとの合意内容』次の技術を含む情報通信分野について、包括的な研究協力に関する協力合意書を締結した。▽デジタル・ディバイドを解消する電波資源開拓先進技術(ホワイトスペース技術)▽IoT開発を促進するWi―SUN技術▽第5世代携帯電話(5G)システムの実装。協力期間は2016年12月16日から3年間(更新あり)。
 『MTUCIとの合意内容』次の技術を含む情報通信分野について、包括的な研究協力に関する協力合意書を締結した。▽第5世代携帯電話(5G)とその先の携帯電話の時代に向けた先進的無線通信の基本設計・制御技術▽第5世代携帯電話(5G)とその先の携帯電話の時代に向けた先進的無線通信の基礎理論解析技術▽Wi―SUN技術等を含むワイヤレス・センサー・ネットワークの構築に関する技術。協力期間は2016年12月16日から3年間(更新あり)。
 今後は、両機関との間で、情報交換、研究者の派遣・交流、共同研究の推進、研究集会の共同開催等を通じた研究協力を進める。
 ロシア無線通信研究所は1949年設立。無線通信、地上/衛星のTV/ラジオ放送、新無線通信に関する技術開発を目的とした研究所。ロシア通信・マスコミュニケーション省所管の研究所体系の中枢を担っている。
 モスクワ通信情報技術大学は、1921年、モスクワ電気工学・国内通信大学として創立。その後、数次の合併・改名を経て、1992年にモスクワ通信情報技術大学となった。電気通信、情報、無線工学、経済学、経営の分野における高等教育・研究機関で、教職員・研究者は約700名、学生は約1万4000名で、46ヵ国64 機関と連携している。国際電気通信連合電気通信開発部門(ITU―D)のメンバー。

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