情報・通信

小型のパケット光統合トランスポート装置 NEC

【2017年03月06日】

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▲ 「Spectral WaveDW7000(6Uシェルフ)」
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▲ 「Spectral WaveDW7000(3Uシェルフ)」


 NECは、超高速光伝送を実現するパケット光統合トランスポート装置「SpectralWave DW7000」シリーズにおいて、都市部の大容量ネットワーク(メトロネットワーク)の構築に適した小型モデルを発売したと発表した。
 新製品は、メトロネットワークの構築に必要な機能を同社従来比2分の1以下である6Uサイズの省スペースで実現する。また、100GbEなどのインタフェースを備えるODU―AGRカードを併用することで、新たなメトロネットワークの構築から法人向けネットワークサービスをはじめとした既存のサービスの収容を同一装置で実現する。これらにより、ネットワークインフラの運用の効率化、設備投資の低減に貢献するとしている。
 次世代無線通信網「5G」などを支えるネットワークインフラは、大容量かつ高度なサービスの収容が求められている。一方で既存のネットワークサービスについても継続する必要があり、これらの設備投資を効率的に行うことが課題となっている。新製品は、様々なインタフェースを搭載することでメトロネットワークや既存のネットワークサービスの収容を同一装置で実現するとともに、装置を省スペース・省電力化することでこれらのニーズに応える。
 販売価格は600万円から(基本構成)。販売目標は今後3年間で2000システム。出荷開始時期は2017年9月。
◇   ◇  特長は次の通り。▽メトロネットワークの構築に必要な機能を省スペースで実現:メトロネットワークで多く適用されるリング型の接続形態に必要な基本機能を、従来比2分の1以下である6Uサイズの筐体(シェルフ)に実装することができる。また、3Uサイズのシェルフに個別機能を実装することも可能だ▽メトロネットワークや既存サービスの収容を一台で実現:メトロネットワークに利用される100GbE、10GbEおよび既存のネットワークサービスに利用されるGbE、SDH、SANなどのインタフェースを備えるODU―AGRカードをオプションとして提供する。同カードを併用することにより、大容量通信が求められるメトロネットワークだけでなく、既存のネットワークサービスについても同一装置で収容可能で、ネットワークインフラの投資・運用の効率化に貢献する▽トランスポンダの小型化、低消費電力、大容量・長距離通信を実現:最新のDSP(デジタル信号処理)技術を用いた集積化により、光信号を送受信する「トランスポンダ」を従来比4分の1に小型化した。また、従来比で、消費電力を約38%削減、伝送距離を約1・4倍に拡張するとともに、ファイバーあたり最大25・6Tbpsの伝送容量を実現した。最新のDSP技術では、総務省の委託研究「超高速・低消費電力光ネットワーク技術の研究開発」ならびに「巨大データ流通を支える次世代光ネットワーク技術の研究開発」により得られた研究成果の一部を活用した。

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