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映像から来店者の行動を可視化・分析 NEC

【2017年03月08日】

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▲ 「サービス利用イメージ」
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▲ 「分析データイメージ」

 NECは、流通・小売業全般のマーケティング用途として、店舗内のカメラから来店者の行動を可視化、分析する「人物行動分析サービス」を発売したと発表した。
 このサービスは、NEC独自の画像解析技術の活用により、店舗内にあるカメラから、来店者の性別や年代、移動履歴、滞留状況を把握し、来店者の行動を分析する。
 店舗における時間帯ごとの来店者数推移や、来店者の滞留状況を示すヒートマップなど複数の分析結果から、店舗内の行動パターンの傾向を把握できるため、データに基づいた戦略的なマーケティング施策の立案や、施策効果の検証が可能だ。来店者にとって快適な店舗レイアウト設計や魅力のある売り場づくりなどを効率的に行え、サービス品質や来店者満足度の向上につながる。
 従来、流通・小売業での店舗におけるマーケティングは、POSの購買実績や目視による情報収集結果をもとに来店者の行動分析を行っていた。しかし、POSデータでは非購買者の情報を収集できず、目視では調査費用や精度面に課題があり来店者の行動が十分把握できていないことが機会損失につながっていた。
 NECが販売開始する「人物行動分析サービス」は、来店者が購買する、しないにかかわらず、来店者の行動を可視化・分析するため、データに基づいたマーケティング施策の立案や、施策効果の検証を可能とする。
 具体的な新サービスの特長は次の通り。
 ▽画像解析技術を活用し、映像から来店者の属性や店舗内行動を把握:店舗内のカメラから、人物・顔を検出して性別年齢などを推定する「性別・年齢自動推定技術」や、複数のカメラの映像を連携・活用し、人物を検出、追跡する「人物動線抽出技術」など、同社独自の画像解析技術により、来店者の性別や年代、人数、移動履歴、滞留状況などを把握できる。映像から来店者の行動を分析するため、センサーやタグなどの認証装置を用いる必要がなく、容易に情報を取得できる。また、店舗内にある既設の防犯カメラを活用することも可能なため、導入コストの低減にもつながる。
 ▽来店者の行動を見える化し、マーケティング施策立案を支援:店舗内のカメラから来店者の行動を解析し、時間帯別の来店者の傾向を示す来店者数分析、滞留状況を示すヒートマップ、人気棚や課題発見が可能なコンバージョンといった複数の分析データ(グラフなど)を提供する。これにより来店者の行動パターンの傾向を把握できるため、効果的な店舗レイアウト設計、時間や移動経路に合わせたキャンペーン施策、施策前後のデータ比較による効果検証が可能だ。さらに、これらの情報と店舗が保有するPOSの購買実績などを合わせて活用すれば、購買者に加えて、これまで取得が難しかった非購買者の行動分析も可能となり、機会損失の削減や新規顧客の取り込みなど、効果的なマーケティング施策の立案が行える。分析結果の閲覧画面はWebブラウザ経由で利用可能なクラウドサービス(SaaS)として提供する。

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