情報・通信

「つくばフォーラム2017」開催――最新の研究開発成果、計44技術を展示

2017111日】

写真 1
テーパー型ダイア鉄蓋

写真 2
車両飛び込まれ警告システム「ドレミ」

写真 3
安全施工サイクル支援システム

写真 4
油圧式ハンドリフター(スエル君)

 NTTは10月19日、20日の2日間、アクセスネットワークに関するサービス・システムの総合シンポジウム「つくばフォーラム2017」を茨城県つくば市にあるNTTアクセスサービスシステム研究所で開催した。今回は、「豊かな暮らしを共に創る、進化した社会インフラへ」をテーマに最新の研究開発成果、計44技術を展示した。NTTは、「マンホール用新型鉄蓋(テーパー型ダイア鉄蓋)」を展示。50年以上見直していない鉄蓋模様をリニューアルした。マンホール鉄蓋の表面模様の抜本的見直しにより、材質・価格を変えることなく、点検しやすく、耐摩耗性に優れた鉄蓋を開発した。これにより鉄蓋路上点検作業ゼロ化、取替頻度の低減に貢献することで、作業安全性向上と鉄蓋維持管理コスト削減を実現した。現状の鉄蓋は模様形状が変わらず、見た目では判定できないことから、ノギスでの測定作業が不可欠だった。新型ダイア鉄蓋は、四角形と六角形の異なる形状の2段構成模様を配置し、磨耗により下段の六角形の模様を表出させることで取替えタイミングを知らせる。目視確認や汎用カメラ画像処理が可能。砂の排出を促進させる模様の大きさと配置により、耐摩耗性2.8倍を実現した。価格は従来品と同等で、今年度第4四半期から現場で運用を開始する予定。鉄蓋取替頻度を低減させることにより、導入後30年間で約94億円の鉄蓋取替コストを抑制する見込み。今後は汎用カメラでの画像処理技術や車両搭載カメラによる自動点検について検証を進める。
 一方、一般展示では、ミライトはドップラーレーダー♪ミライト 車両飛び込まれ警告システム「ドレミ」を展示した。同製品は、一般道路上で車線規制をして工事を行う際に、工事規制エリアへの車両の飛び込まれによる人身事故の被害を低減するために、工事車線を高速で走行する車両を検知し、交通誘導員・作業員に警告を発する「24GHz帯ドップラー式アレイレーダーシステム」。一瞬身構えることで、人身事故の被害を低減できる確率が上がる。工事現場から「設定距離(20、30、40、50m)の地点で設定速度(10、50、60、70km/h)以上」の車両を検知し、青色パトライトとブザー音で周囲に警告を発する。設定速度以上で走行するドライバーにも青色パトライトで警告を発する。
 協和エクシオは、安全施工サイクル支援システムを展示した。安全施工サイクル支援システムでは、構造改革ガイドラインの要求に沿い、安全作業の基本となる日々の安全施工サイクルが確実に実施され、履行状況を効率的に確認できる仕組みを構築した。安全施工サイクルの実施項目が毎日・毎月実施できていることが即時に確認できる。遠隔地を含め、朝礼欠席者を即時に特定でき、重要事項等の周知を漏れなく実施可能。現場ごとのKY、安全パトロール結果が確認でき、施工班の状況に応じた終業MTGが実施できる。技術センターの全従業者は、出欠登録用専用端末へのSSCカードの読み取りで朝礼出席を登録すると、チューターは出欠席者数、個人名を即時に確認できる。また、器工具点検では、安全主要装備品12品目にICタグを取り付け、所有者と使用期限を確認できる。器具点検結果は、スマートフォンで報告する。
 日本コムシスは、油圧式ハンドリフター(スエル君)を展示した。通信装置架の安全な搬入・搬出のための油圧式ハンドリフターで、自動安全装置により低架をリフトすると、自動的に防滑装置がせり上がり、低架のずり落ちを防止する。他社同等品と比べ、20%以上の軽量化を実現した。ハンドル部折り畳み構造により持ち運びが簡単。架下部の少ないスペースでも台車を挿入することが可能(最低地上高80mm)。四隅の自在キャスターにより、狭い場所での運搬・設置が容易に行える。 

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