情報・通信

顧客との対話でイノベーションを築く 「NEC Future Creation Hub」開設 NEC

201924日】

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「NEC Future Creation Hub」入口

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未来の店舗ではキャッシュレスや来客者に合わせた広告を表示する

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ロボットやAIによる運搬・ピッキングが可能に

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目の前と足元のパネルを使いながら最先端技術を紹介

 NECは2月4日に都内で記者会見を開催し、同社本社ビル(東京都港区)に体感と対話で新たなイノベーションを生む共創空間「NEC Future Creation Hub」を2月8日より開設した。
 同社ショールームは1981年に開設した「C&Cプラザ日比谷・大阪」から始まっており、新たに開設したショールームは、2009年に品川に開設していた「NEC Innovation World」を本社に移転・新設させた。
 同Hubは本社ビル1階フロアを囲むように設計され、総面積は約1800平米。完全予約制となっており、1日に7組程度の来場者を予定し、展示内容はリテールや製造業など、来場者に合わせて変更していく。年間来場予定者数は8000人。
 「ここから社会に価値を生み出して変えていく場にしたい」という意味を込めたと同社執行役員兼CMOの榎本亮氏は語っており、品川から本社に移転したことで、必要な関係者が多く集まるということもあって週ごとに社員向けの内覧会も行う予定という。設置の意義について榎本氏は、「来ていただいた方々と深い議論をしたいと思っています。また、展示内容を体感していただき、最終的には、この場所を通じて未来を創る対話を深めたいですね」と説明。Hubを基点にした人材育成を、同社の共創プログラムを軸に様々な社会ソリューションプログラムを創出していく。
 設計コンセプトとして、同Hubのセンター長も務める同社IMC本部の野口圭氏は「リゾートに来たときの落ちつきと、木を多用したつくり」を挙げ、入口のフロアや会議室に木や緑を多く使うことで、ディスカッションに集中できる環境づくりや、外の緑の世界が内に溶け込んでいくような床のデザインなど、自然にこだわった空間デザインがベースとなっており、展示の特長については、「空白のある展示」と話し、数多くあるソリューションの中から出展を絞り、技術的な特長を紹介するだけではなく、ストーリーのある展示にしたという。
 展示コンセプトについて、野口氏は「結論を見せるのではなく、お客様が考える余地というものがしっかあるように全体をしつらえています」と語っている。
 同Hub入口にある「Welcome Zone」では、視線推計を用いたアート作品などで、来場者を明るく迎え入れ、会議室は顔認証による入退場が全室可能。ほかにも、同社の歴史を振り返れる「Innovation Gallery」も設置されており、時代背景や同社が開発した様々な製品、創業者・岩垂邦彦氏の半生や歴史を辿るパネルなども展示している。
 未来の店舗や製造現場を、映像および展示で紹介する「Future Sciety Zone」では、社会が抱える課題や、同社が考える未来の社会システム、人と社会とテクノロジーの繋がりを描いた映像を放映するほか、未来の商店や物流、製造現場などの具体的なソリューションも展示。先進テクノロジーを体感できる「Technology Touch Zone」では、同社の生体認証技術「Bio」や音状況認証技術、匂いデータ分析などに触れることができる。
 各ゾーンで様々なソリューションを体験したのちに、それらをどうやって実現するのかについてセミナー・ディスカッションを行う「Collaboration Zone」も設置されており、セミナー以外にも、複数のカメラと顔認証AIを組み合わせた映像解析ソリューションも体感できる。

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