情報・通信

ザクティ ジャパンドローン展に出展

202278日】

写真 1
ザクティのブース

 デジタル映像ソリューションを提供する株式会社ザクティ(大阪市北区、喜久川政樹社長)は、「Japan Drone 2022」にブースを出展し、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の『安全安心なドローン基盤技術開発』を活用し、国産ドローン〝蒼天(SOTEN)〟(自律制御システム研究所〈ACSL〉)搭載用に自社で量産化した4タイプのジンバルカメラのほか、驚愕のブレ補正機能を搭載した業務用ウェアラブルカメラを活用した遠隔ソリューションのデモ、AI搭載カメラとドローン映像の組合せによるマルチソリューションを紹介した。
 「蒼天」において、同社開発のカメラは「ワンタッチでカメラ取替可能」。撮影目的に合わせて後述の4種のカメラに取替え可能だ。
 同社はブースで『ドローン配送サービス~レベル4飛行における安全かつ確実な発着を支援~』を提案していた。これは、リモートで映像確認することで、離発着エリアに作業員がおらずとも離陸から着陸まで安全な配送業務を支援する。
 『離発着安全確認システム』で上空から地上の両側から着地地点の安全を確認。ここでは自社開発のAIを使った全周囲AI人物検知ドローンポートが威力を発揮する。『配送コントロールセンター』で配送状況をリアルタイムでモニタリング・監視するイメージだ。通信デバイスとデータ管理システムはKDDI社の製品を使用する。
 「当社では、ドローンに付けるカメラとウェアラブルカメラをセットでどういう展開ができるか力を入れて取り組んでいる。例えば、ドローンの配送サービスではドローンに取り付けたカメラで現場の安全を守る。ドローンポートに固定カメラを付けて、ドローンポートに何か不審なものがないか安全をみる。作業員に付けたウェアラブルカメラでも安全を確認する。さらに、AIを使って人物検知もしながら、ドローンからの映像とポートからの映像の両方で安全を確保して配送業務も達成するというようなユースケースである。これが実現すると、コントロールセンターから無人で配送等が制御できる」(技術本部回路設計部)。
 同社は、『安全安心なドローン基盤技術開発』事業で開発したカメラを展開。各メーカーのドローンにも搭載できる小型軽量ジンバルカメラ「CX―GBシリーズ」4機種を展示した。
 「CX―GBシリーズ」は、20M高解像度、可視+IRコンボ、マルチスペクトル、光学ズームなど、用途に応じ使い分けできるメカジンバル一体型高性能カメラ。ぶれ補正装置である3軸メカジンバルを搭載しており、飛行時の映像のぶれを解消し、安定した高画質な映像を提供できるのが最大の特長。同シリーズは、ユーザーが望む最適な撮影を実現する。多種多様な機器への取付に対応した設計となっており、カスタマイズの要望にも応える。
 高解像度ジンバルカメラ「CX―GB100」は、大口径レンズと独自信号処理により測量・点検に適した高解像度撮影が可能。特長は▽高解像度撮影(20M静止画)=20M高解像度イメージセンサにより、高度50mから地上対象物を1・2cm/pixelの解像度で撮影▽大口径レンズ1インチセンサ搭載=1インチ光学系と独自信号処理により、低照度時でもノイズの少ない高画質撮影が可能。
 可視+IRジンバルカメラ「CX―GB200」は、遠赤外画像撮影により、生物や火災などの熱エネルギーの可視化を実現する。特長は▽熱エネルギー可視化=8~14μmIRセンサー搭載により、水平34度垂直27度の範囲の熱エネルギーを画像として可視化▽可視+IRコンボカメラ=可視光画像と遠赤外画像の同期撮影、重畳、PinP表示などの多彩な表示モードの選択が可能。
 マルチスペクトルジンバルカメラ「CX―GB300」は、近赤外画像撮影により、NDVI測定などの植生状況を可視化を実現する。特長は▽NDVIライブビュー表示=カメラ内でNDVI(植生指数)画像生成・ライブビュー表示を行うことで、現地で即時に植生状態の把握が可能▽環境光センサ搭載=環境光センサの搭載、最適位置への設置により、安定したNDVI画像の取得が可能。
 光学ズームジンバルカメラ「CX―GB400」は、光学2・5倍ズームにより、近寄れない被写体の拡大高精細撮影を実現する。特長は▽コンパクトな光学2・5倍ズーム=光学2・5倍ズームで35mm換算18mm―45mmの撮影が可能▽4K静止画で高精細撮影=GSD2mm(10m)で撮影可能(光学2・5倍ズーム時)。
    ◇
 ザクティが提供する「揺れ補正機能搭載カメラによる遠隔モニタリングシステム」(遠隔支援ソリューション)と「重機取付型セーフティカメラシステム」(重機安全ソリューション)が、国土交通省のNETIS (公共工事等における新技術情報提供システム) に登録された。
 新技術情報提供システム(NETIS、New Technology Information System)とは、公共工事等に関する優れた技術を持続的に創出していくため、新技術を積極的に活用する目的とした、国土交通省が運用しているデータベースシステムのこと。NETISに登録された技術を使うことで、国や地方自治体が発注元となる公共工事に際し、工事成績評定での加点の対象となる。
 超絶ブレない遠隔支援ソリューション「揺れ補正機能搭載カメラによる遠隔モニタリングシステム」で紹介した同社の業務用ウェアラブルカメラ「CX―WEシリーズ」には頭部装着タイプ「CX―WE100/110」、胸部装着タイプ「CX―WE300/310」があり、これはNETIS登録されている唯一のウェアラブルカメラだ。その特長は▽超絶ブレない!=ザクティ独自の強力揺れ補正機能「エクスラビライザ」搭載で作業員がどんな体勢でも映像がブレない・水平を維持▽高耐久・小型軽量=業務用途に適した高信頼性メカレス構造のタフ設計▽防塵・防水=防塵防水IP65/マイナス5度C~+50度Cの環境下で使用可(風速1m/s以上)。
 現場ではこのカメラと手持ちのスマートフォンアプリを組み合わせて汎用web会議アプリに映像伝送、音声通話を行ない、ローカル記録として「Xacti Cloud Manager」に映像をアップロード。そこから本部・遠隔地では映像の視聴・ダウンロードしてリアルタイムで状況把握・指示を行なう。既存の通信システムを活用できるので簡単かつリーズナブルに導入ができる。
 「当社のカメラのポイントは〝超絶ブレない〟。人がつけて動いている時でもブレない映像になっている。デジタルカメラでの手振り補正技術を応用して作った経緯がある。ウエアラブルカメラは工事現場や点検業者に多く採用されており、ブレが全くないとけっこう現場で使いやすいという話をいただいている」(同)。
  一方、「重機取付型セーフティカメラシステム」である重機取付型セーフティーカメラシステム【「ドボレコ」JK】SX―DB200は、LTE/Wi―Fi通信対応で遠隔から現場の状況(撮影映像)をリアルタイムでモニタリングできる。『AI人物検知で重機接触事故をゼロに!』がポイント。▽AI人物検知=独自のAI画像解析で、高精度に人物を検出。専用タグは不要▽多彩な警告方法=重機に近づく人物をモニタ表示し、アラート音や回転灯(オプション)で警告する▽簡単取付=柔軟性の高い専用マウントと、自動姿勢補正で簡単に取り付けられる▽現場映像を逃さず記録=クラウドに常時記録。通信状態が不良な場合は自動で本体記録に切り替える。

情報・通信一覧へ  トップページへ