地域社会DXナビを公開
総務省は、「活力ある地域社会の実現に向けた情報通信基盤と利活用の在り方に関する懇談会 報告書」を踏まえて、地域社会DXに取り組む地方公共団体や民間企業の担当者等に向けて、過去に総務省が実施した事業を含む地域社会DXの先進事例等をニュース形式で配信するポータルサイト「地域社会DXナビ」を公開した。
令和6年9月に総務省が公表した「活力ある地域社会の実現に向けた情報通信基盤と利活用の在り方に関する懇談会 報告書」では、デジタル技術を活用した地域課題の解決や産業振興などの地域社会DXを加速させていくためには、「地域の先進事例の他地域への普及」が重要である反面、多くの地方公共団体の担当者等は先進事例等に関する情報の不足を感じていることを課題として指摘。地域の先進事例の他地域への普及方策として情報発信の強化が挙げられている。
これを踏まえ、同省では、これまで総務省が実施してきた事業を含む地域社会DXの先進事例等について、地方公共団体や民間企業の担当者等が地域社会DXの取組を検討・実施する際に参考となる情報をニュース形式で配信するポータルサイト「地域社会DXナビ」を公開。サイト名は、その目標である「地域社会DXを更に加速させ、地域の先進事例の他地域への普及を促進していけるナビゲーション(道しるべ)となること」を表わしているという。
サイトでは、先進事例を担当者等のコメントや活用した技術を交えた形で紹介しており、行政分野や技術ごとに検索・確認できる。そのほか、同省による支援事業の概要、地方公共団体や地域社会DXに取り組む企業へのインタビュー等を掲載しており、今後は掲載内容を随時充実させていくとしている。
地域社会DXナビURL:https://dx-navi.soumu.go.jp
この記事を書いた記者
- 主に行政と情報、通信関連の記事を担当しています。B級ホラーマニア。甘い物と辛い物が好き。あと酸っぱい物と塩辛い物も好きです。たまに苦い物も好みます。
最新の投稿
- 情報通信2024.11.20Asana、AI Studio を発表
- 情報通信2024.11.20オープンイヤー型ヘッドホンにおけるANCの広帯域化を世界で初めて実現
- 筆心2024.11.202024年11月18日(7743号)
- 筆心2024.11.202024年10月28日(7736号)