令和元年度「電波の日・情報通信月間」記念中央式典開催

 総務省および情報通信月間推進協議会(協賛:電波協力会)は、第69回「電波の日」(6月1日)及び令和元年度「情報通信月間」(5月15日~6月15日)を記念して、6月3日(月)、東京・千代田区内幸町の帝国ホテルで、令和元年度「電波の日・情報通信月間」記念中央式典を挙行した。併せて電波・情報通信関係功労者の表彰を行った。同日は各地方総合通信局等でも地方記念式典が行われた。 令和元年度「電波の日・情報通信月間」記念中央式典は、午前11時から帝国ホテル「富士の間」(3階)で「地域発デジタルコンテンツ」上映を行い、幕を開けた。 佐藤ゆかり総務副大臣が石田真敏総務大臣式辞を代読した。式辞は次の通り。 「令和最初の『電波の日・情報通信月間記念中央式典』の開催に当たり、ご挨拶を申し上げます。6月1日の『電波の日』は、広く国民の皆様の電波に関する知識の普及・向上と、電波利用の発展に役立つよう、また、5月15日から6月15日の『情報通信月間』は情報通信の普及・振興を図るため設けられております。本日は情報通信月間を実施頂いている情報通信月間推進協議会、協賛頂いている電波協力会をはじめ、多くの関係者の皆様にご多忙の中ご参加いただき、また、全国で200を超える関係行事の開催にご協力頂いておりますことに御礼を申し上げます。また、中央式典の開催に当たり、5Gをはじめとする高度な電波利用、放送事業の発展、サイバーセキュリティ、ICTの利活用推進、先導的研究開発、災害対応など、様々な分野でご尽力、ご活躍され、我が国の電波・情報通信の大きな進歩に多大な貢献をされた方々に表彰させて頂きます。これまでのご功績に深く感謝と敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。 さて、新たに始まった令和の時代は、AI、IoTや5Gなどの革新的な技術が登場し、『新たな社会』への大変革期を迎えています。これらの革新的技術は暮らしや産業のあらゆる面で導入され、社会と経済は大きく変わろうとしています。政府では、革新的技術で変革された社会を『情報社会』に続く第5の社会を意味する『Society5・0』と呼び、その実現に取り組んでおり、総務省では、『Society5・0時代の地方』をキーワードに、地方活性化の大きなチャンスととらえ、政策に取り組んでいる。特に、5Gは、高速道路や新幹線ど同様、地域の繁栄を左右する21世紀の基幹インフラといえるだけに、地域間格差が生じることのないよう、5Gが日本の隅々まで速やかに展開されるよう取り組んでまいります」。(全文は6月5日発行号に掲載)