全自無連、東京で「第63回通常総会」開催

一般社団法人全国自動車無線連合会(全自無連、東京都千代田区、会長:髙野公秀グリーンキャブ社長)はこのほど、東京都千代田区二番町の東京グリーンパレスにおいて、第63回通常総会を開催し、令和4年度の事業報告、無線活用によるタクシー事業の継続維持などを重点活動課題とする令和5年度の事業計画などを決めた。総会の模様と調査研究の取り組みを紹介する。 総会は、コロナによる制限が解除され、全国から正会員、役員等、42名、賛助会員6社19名が参加して、昨年度の事業報告、決算報告に加え、令和5年度事業計画、予算と役員の一部改選が承認された。開会の挨拶に立った髙野公秀会長は、「まずもって3年余にわたるコロナ禍を受け、やっとの思いで、この全自無連第63回通常総会が対面で開かれることに感謝したいと思います。 その間、タクシーの需要回復に期待しながら、従業員確保と事業継続に努められ、大変なご苦労がありました。そして、今も盛んにタクシー事業の回復を願って、必死の事業展開が進められています。 さて、今年2023年は、我が国にタクシー無線が誕生して70年目にあたります。また、第63回通常総会を迎えたことは、全自無連、結成(創立)から63年目を迎えたことでもあり、その長い間、タクシー無線は、我が国のタクシー事業発展の心臓部を、ずーと、支えてきました。これも、無線の活用によるタクシー事業の運営努力によるものであります。 一方、コロナ禍ではネットワークとAIをはじめとするICT情報通信技術を活用した、デジタル改革(DX:デジタルトランスフォーメーション)が進められ、無線配車を含むタクシー事業の経営スタイルを大きく変えてもいます。(全文は6月30日付け3面に掲載)