警察庁/令和4年「特殊詐欺認知状況」公表

 警察庁は、令和4年における特殊詐欺の認知状況等(暫定値版)を公表した。認知状況全般を見ると、令和4年の特殊詐欺認知件数は、前年比20・8%増の1万7520件、被害額は同26・2%増の361億4000万円と、前年に比べて総認知件数及び被害額はともに増加し、被害額は8年ぶりに増加に転じた。 被害は大都市圏に集中しており、東京の認知件数は3217件(前年比102件減)、神奈川2089件(628件増)、大阪2059件(521件増)、千葉1457件(354件増)、埼玉1386件(304件)、兵庫1074件(215件増)及び愛知977件(103件増)で、総認知件数に占めるこれら7都府県の合計認知件数の割合は70・0%(0・6ポイント減)となっている。1日当たりの被害額は9901万円(前年比約2176万円)で、既遂1件当たりの被害額は213万7000円(同11万7000万円増)だった。(全文は2月10日付4面に掲載)