北陸総通局 臨時FM放送局開設訓練を実施 富山県総合防災訓練で
総務省北陸総合通信局(菱田光洋局長)は、8月27日(日)午前8時30分から午後12時まで高岡テクノドーム(富山県高岡市二塚322―5)で行われた令和5年度富山県総合防災訓練(主催:富山県、高岡市)において、臨時災害放送局(臨時FM放送局)の開設訓練を実施した。また、同局から地方公共団体等へ貸与可能な災害対策用移動通信機器や災害対策用移動電源車を展示し、来場者に見て、触れて、体感してもらっていた。 訓練想定は次の通り。 ①大雨や地震により、高岡市が整備する防災行政無線が使用不能、また携帯電話も不通となり、地域住民や滞在者に対して緊急避難情報や被災者支援情報の発信ができなくなった②高岡市は、臨時災害放送局を使って情報発信することとし、北陸総合通信局に対して、口頭にて臨時災害放送局設備(FM設備)の無償貸与の要請と、臨時災害放送局の開設申請を行い、北陸総合通信局は、臨機の措置により臨時災害放送局の免許を付与する③併せて、この臨時災害放送局の放送内容を、音声ウェブ配信システムを用いて、スマートフォンにインターネット経由で送信する実験も実施する。この実験は、一般社団法人テレコムサービス協会北陸支部及び北陸情報通信協議会の協力を得て実施する。 臨時災害放送局諸元は▽設置場所=高岡テクノドーム駐車場▽周波数=88・2MHz▽放送は、富山シティエフエム(77・7MHz)及びラジオたかおか(76・2MHz)の協力により運営し、両放送局からも同じ内容で送信。(全文は8月30日付1面に掲載)
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