警察庁/令和4年「特殊詐欺検挙状況」公表

警察庁が公表した「令和4年における特殊詐欺の検挙状況」によると、令和4年の特殊詐欺の検挙件数は、前年比0・4%増の6629件、総検挙件人員4・0%増の2469人だった。特殊詐欺は、事件の背後にいる暴力団、準暴力団等の犯罪者グループ等が、その組織力を背景に資金の供給、実行犯の周旋、犯行ツールの提供等を行い、犯行の分業化と匿名化を図った上で、組織的に敢行している実態にある。また、犯罪者グループ等や特殊詐欺の実行犯に対して、預貯金口座、携帯電話、電話転送サービス等を提供したり、電子マネー利用番号等の転売、買取等を行ったりしている悪質事業者の存在が依然として認められる。警察庁では、引き続き、「オレオレ詐欺等対策プラン」に基づいて、関係行政機関や金融関係・電気通信事業者等と連携しつつ、特殊詐欺等の撲滅に向けた取締り、被害防止対策、犯行ツール対策を強力に推進していくとした。(全文は2月20日付4面に掲載)