気象庁、線状降水帯予測精度向上の研究成果/スパコン「富岳」活用

 気象庁はこのほど、線状降水帯予測精度向上に向けた技術開発・研究の成果を公表した。それによると、気象研究所が中心となり大学等研究機関と連携、世界トップレベルのスーパーコンピュータ「富岳」も活用するなど、オールジャパンで線状降水帯予測精度向上に向け推進してきたが、これまでの解析結果から、線状降水帯の発生しやすい条件及び線状降水帯の内部構造の理解が進展するとともに、高解像度化した数値予報モデルでは線状降水帯の予測が向上する傾向が確認されるなどの成果を得た。今後も発生要因や内部構造の解明を進め、予測精度向上に繋がる研究を大学等研究機関と連携して、さらに進めていく考えである。(全文は1月20日付け4面に掲載)