信越総通局、地上テレビジョン放送用可搬型送信設備他の試験運用
総務省信越総合通信局と諏訪広域連合は、エルシーブイ株式会社の協力を得て、5月8日、長野県諏訪市役所において、地上テレビジョン放送局の被災により放送が継続できない場合の代替として活用する地上テレビジョン放送用可搬型送信設備及び災害が発生した際に被災者に対してFMラジオを通じて救援や避難生活情報を放送する臨時災害放送局用設備の試験運用をそれぞれ実施した。総務省では、災害時において、これらの設備を地方公共団体等に無償で貸し出す仕組みを設けており、今回の試験運用では、災害発生時を想定して、機器の貸出手順の確認、機器の設置訓練及び実際の電波の発射により周辺での受信確認調査を行った。地上テレビジョン放送用可搬型送信設備については、諏訪市役所近辺において受信できることを確認し、臨時災害放送局については、災害時の避難所を想定して諏訪広域連合の公共施設等において受信確認を行なった。確認の結果については、今後の防災計画の策定などに役立てられる予定。同局は、地方公共団体と協力して地上テレビジョン放送用可搬型送信設備の試験運用を実施する取組は、全国で初めてとしている。
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