アイコム HF+50MHz帯トランシーバーの新モデル「IC‐7760」が登場

 アイコムは、送信出力200WのHF+50MHzオールモードアマチュア無線用トランシーバー「IC―7760」(2アマ免許対応)の販売を開始する。価格は87万7800円(税込)。8月24、25日に有明GYM-EX(東京)で開催された「ハムフェア2024」の同社ブースで世界初披露され、多くの来場者の注目を集めた話題のモデルだ。
 「IC―7760」は、コントローラーとRFデッキのツーピース構成を採用した新しいスタイルのトランシーバー。付属のコントローラケーブルは3㍍だが、市販のLANケーブルを使用すれば、さらに離れた場所にRFデッキを設置することが可能。さらにコントローラーとRFデッキを宅内LANで接続することでリモート運用も可能。パソコンを介さないシンプルな構成でLAN接続ができる場所であれば、宅内のどこからでも運用できる。
 タッチ操作に対応した2つのディスプレイを搭載。7インチのメインディスプレイには、メイン/サブの周波数、各機能の設定や動作状況など、運用に必要な情報を集中表示する。2・4インチのサブディスプレイは、フィルターエフェクト、マルチメーター、バンドスタッキングレジスターキーの表示に対応。情報の視認性が向上することで、よりスムーズな運用が実現する。
 そのほか、DIGI―SEL(オートマチックプリセレクター)とプリアンプの同時使用を実現、帯域外の強信号による妨害や抑圧防止と受信感度の向上を両立する。また、A/Dコンバーターのダイナミックレンジを最大限に活かしながら、帯域外の不要な信号を低減することで、オーバーフローの回避にも威力を発揮する。
 新たなスタイルでスマートなオペレーションを実現する「IC―7760」。200Wの高出力とDPD技術によるクリーンな送信波を両立、快適な運用をサポートする便利な機能を搭載し、コンテストやDXハンティングでも活躍する。