CEATEC AWARDを決定

 最先端のデジタル技術を集めた国際展示会「CEATEC(シーテック)2024」(主催:一般社団法人電子情報技術産業協会〈JEITA〉、共催:一般社団法人通信ネットワーク産業協会〈CIAJ〉、一般社団法人ソフトウェア協会〈SAJ〉)は10月15日、東京都千代田区のパレスホテル東京でオープニングレセプションがあり、出展者の中から新たな価値と市場の創造・発展に貢献した技術や製品、サービス等を評価するCEATEC AWARD(シーテック アワード) 2024の表彰式が開催された。
 シーテックアワードは、Society 5.0の実現を促し、 新たな価値と市場の創造・発展に貢献、関係する産業の活性化に寄与することを目的として実施。多数の応募の中から、同審査委員会による厳正な審査を経て選出した。
 表彰式では、総務大臣賞、経済産業大臣賞、デジタル大臣賞、25周年特別賞について、管轄省庁の副大臣や主催者代表から受賞企業の代表者に賞状と盾が授与された。
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 総務大臣賞には、ViXion株式会社の「ViXion01S~眼のピント調節機能を代替・拡張する次世代アイウェア~」を選出した。
 個人の目の見え方や見ているものに合わせて自動でピントを調節し、 スムーズなオートフォーカスを実現するアイウェアで、センサーが対象物までの距離を測定し、独自のアルゴリズムをもとに小さな特殊レンズの形を 瞬時に変えることでストレスフリーなピント調節を実現する。老視や近視、弱視など見えにくさの課題を持つ方を 対象とし、両手が塞がる細かい近接作業や、近くと遠くを繰り返し見る場合などに適している。
 選評によると、「弱視だけでなく、老眼や近視など視覚に課題を感じる人にとっても福音となり得るデバイス」で、近視人口が増大する今後の社会に必要なテクノロジーとして評価されたとしている。
(全文は10月21日付紙面に掲載)

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kobayashi
主に行政と情報、通信関連の記事を担当しています。B級ホラーマニア。甘い物と辛い物が好き。あと酸っぱい物と塩辛い物も好きです。たまに苦い物も好みます。