クアッドコアCPU搭載の世界最軽量モデル 個人向けモバイルノートパソコン発売 パナソニック

 パナソニックは1月25日に都内で記者会見を開き、モバイルパソコン「レッツノート」の個人店頭向けモデル「SV7シリーズ」を2月16日より発売開始すると発表した。 記者会見に登場した同社コネクティッドソリューションズ社常務兼モバイルソリューションズ事業部事業部長の坂元寛明氏は「レッツノートは日本を中心に発売しており、21年目を迎えます。昨年度は32万台の売り上げと非常に好調で、今年度も40万台と、過去最高の販売台数になる見込みです」と話し、新製品について「来年も反動が来ないように、働き方改革に関する新製品を投入して売上を伸ばして行きます」と話している。また、同社モバイルソリューションズ事業部開発センターレッツノート統括の坂田厚志氏は「働き方改革を支援するため、利用シーンを選ばない、利用環境を拡大するために『高速』をキーワードに開発しました。クワッドコアCPUやThunderbolt3など、業務の高速処理が可能なモデルに仕上がっていて、働き方改革で重要となる『時間の有効的な活用』を助けられるマシンです」と話している。 「SV7シリーズ」は、クアッドコアの第8世代のインテルCoreプロセッサーを搭載しており、マルチタスクや高解像度画像・動画の編集といったCPUに負荷のかかる作業に強く、クアッドコア搭載モデルでは世界最軽量となる本体重量999㌘と、モバイルワークでも効率を落とさずに作業を行うことができる。個人向け店頭販売モデルにはインテルCore i7-8550Uプロセッサー 1.80GHzとインテルCore i5-8250プロセッサー 1.60GHzを搭載可能。また、冷却ファンを薄肉化しブレードの枚数を増加させ、ブレードそのものを上下2段に分けて位置をずらした配置にする位相反転形状を採用して風切り音が下がったことで、高速回転が可能になり放熱フィンやボディ内部の流路を最適化したことによって冷却効率も上がっている。 ディスプレイは12.1型のFHD液晶を採用しており、バッテリーは最大で約21時間駆動。長時間駆動を実現するために、動作していない回路への電源供給をカット、また細かな漏れ電流まで徹底的に抑えた回路やユニットを開発している。また、ビジネスシーンにおけるリスクを想定して76㌢㍍落下試験や、100kgf加圧振動試験を実施している。USB3.1 Type-C(Thunderbolt3対応、USB PD対応)ポートに加えて、VGAポート、LANコネクター、アレイマイクやWindows Helloに対応した顔認証カメラ、光学式ドライブ(DVDスーパーマルチドライブ)といった豊富なインターフェースを採用している。 Web直販モデルの「カスタマイズレッツノート」として「SV7シリーズ」も2月23日より発売される。CPUはインテルCore i7-8650U vProプロセッサー 1.90GHz(プレミアムエディション)またはインテルCore i5-8350U vPro 1.70GHz(プレミアムエディション以外)を搭載しており、個人向け店頭モデルより高い処理性能を持っている。  さらに、店頭販売モデルにはないPCIe接続のSSDを搭載しており、光学式ドライブはブルーレイドライブ・DVDスーパーマルチドライブ・非搭載から選択が可能となっている。また、本体カラーは、カスタマイズレッツノートのみジェットブラック、カスタマイズカラー天板とホイールパッドにはディープネイビーとマルサラワインレッドの2色が用意されている。 記者会見では、レッツノートの広告キャラクターを務める女優の比嘉愛未さんが登場。レッツノートを使用し、同社オフィスからIP電話で製品のレポートを行ったり、製品についてPRした。 価格は「レッツノート SV7」が22万5000円からとなっており、目標販売台数はシリーズ全体で35万台。