ディズニー映画が見放題の動画サービス開始 コンテンツ配信の部分で「5G」利用も視野 NTTドコモ、ディズニー

 NTTドコモとウォルト・ディズニー・ジャパン(ディズニー)は3月7日に都内で記者会見を開催し、ディズニーが持つ4つのブランド、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルの映像コンテンツが見放題となるほか、限定のグッズやコンテンツなどが楽しめる動画配信サービス「Disney DELUXE」を3月26日より提供開始すると発表した。月額料金は700円(税別) 同サービスは動画配信アプリ「Disney THEATER」を中心に、動画以外のデジタルコンテンツを楽しめる「Disney DX」、「STAR WARS DX」「MARVEL DX」の4つのアプリで構成。 「Disney THEATER」では4ブランドの新作・旧作、TV番組までストリーミング視聴が可能(画質はFHD)で、作品は毎月追加され、スマートフォン以外にもテレビやPCでも視聴可能となっている。 動画以外のコンテンツを楽しめる「Disney DX」「STAR WARS DX」「MARVEL DX」では、「Disney DELUXE」でのみ提供する4ブランドの新着情報や最新劇場公開映画と連動した、きせかえやスタンプなどのデジタルコンテンツが使い放題となっているほか、マグカップやTシャツ、トートバッグなどのオリジナルアートによる限定コンテンツ、イベントや展示会の割引優待などの会員限定イベント特典なども利用できる。 また、入会したユーザーには「ディズニー」「スター・ウォーズ」「マーベル」の3デザインから選べるdポイントカードをもらえるほか、3月26日から4月14日の間に、ディズニーストアで買い物をしたユーザーに、dポイント500ポイントを進呈するキャンペーンも開始する。 記者会見にはウォルト・ディズニー・カンパニーのマネージングディレクター 日本、グレーター・チャイナ、韓国のルーク・カン氏、ウォルト・ディズニー・ジャパン バイスプレジデント&ゼネラルマネージャー ノースアジアメディア担当のトニー・エリソン氏、NTTドコモ代表取締役社長の吉澤和弘氏が登壇し、サービス内容や狙いについて説明した。 カン氏は今回の協業について「本サービスは、ファン、ディズニーを愛する全ての方にとって、4ブランドの物語をよりパーソナルな形で没入できる体験として、どこにいても楽しんでいただけるサービスで、単にディズニー作品を楽しめるだけではなく、ディズニーに関するあらゆる情報に溢れた世界に飛び込み、より繋がりを深めていただけることができます。日本におけるディズニーのレガシーをさらに高め、すべてのファンの心に触れて、ディズニーが提供する心に残る特別なエンターテインメントを体験し、つながることのできる特別な新しいサービスとなることを確信しています」と語ったほか、NTTドコモとの協業に向けて大きな要素となったこととして、「5Gへの取り組みに邁進している点」「商品と体験を通じて、消費者からの期待を越えていこうとする姿勢」の2点を挙げた。 また、吉澤氏は同協業におけるNTTドコモの役割について話し、dポイントやdアカウントなどの同社会員基盤を結びつけ、各社との共創を図っていく「プラスd」の取り組みを推進することで「お客様に新たな付加価値をし続けていきます」と話しており、今後はストリーミングやVRコンテンツの配信といった部分で、次世代通信規格「5G」を利用した新サービスの提供も考えていくという。