学生に使ってもらいたいノートPC 2シリーズ16機種発売 NECパーソナルコピュータ

 NECパーソナルコンピュータは1月16日に都内で記者会見を開き、春モデルとして「LAVIE Note Mobile」と「LAVIE Desk All-in-one」の2シリーズ16機種を1月18日より発売を開始すると発表した。 「LAVIE Note Mobile」は、昨年3月に発売した学生年代がターゲットのキャンパスモバイルの後継モデルで、同機は青山学院大学の協力のもとパソコンを使用した授業を通じて学生のパソコン利用のニーズ把握を実施。その中で学生のパソコンに対するニーズとして、1㌔㌘以下の軽量さや、A4ノート以下のコンパクトさ、15万円以下の低価格といったニーズが見られたという。同社執行役員の河島良輔氏は「海外の市場では『シンアンドライト』といったような、薄さを強調したり、サイズはニーズを満たしていても1㌔㌘以上のものがあったりと、日本の学生が求める『スモールアンドライト』に合った製品はほとんど見られなかった」と分析し、「コンセプトは『Better Basic』で、心地のいい自分の気に入っている洋服のように、この製品を持ち歩いてもらいたい」と話している。 「LAVIE Desk All-in-one」については、ターゲット層は社会人向け。河島氏は「動画・写真編集といったところができ、狭額縁による見やすい画面やスマートで上質なデザインが特長です」と話している。 いずれも価格はオープン価格だが、市場想定価格(税別)は「LAVIE Note Mobile」の「NM550/KAシリーズ」は14万8800円前後、「NM350/KAシリーズ」は12万4800円前後、「NM150/KAシリーズ」は10万4800円前後となっており、「LAVIE Desk All-in-one」の「DA770/KAシリーズ」は22万9800円前後、「DA370/KAシリーズ」は15万9800円前後、「DA350/KAW」は14万9800円前後となっている。 新シリーズの大きな特長は次の通り。▼「LAVIE Note Mobile」:若いユーザーが持ち歩く上でキーとなる「モバイル性」「デザイン」「安心と使いやすさ」の3つが強化されている。「モバイル性」は、本体重量は約924㌘(NM550/KAシリーズは約945㌘)で、バッテリー駆動時間は約11・7時間(NM550/KAシリーズは約11.6時間)。ディスプレイは12.5型で従来型よりもサイズが大きくなっているが、狭額縁デザインにより289㍉㍍×197.5㍉㍍と、A4サイズのノートよりもコンパクトなフットプリントを実現している。「デザイン」は、手に取りやすいエッジを絞り込んだフォルムで、小型のバッグにも収まりやすいサイズとなっており、USBや電源端子を画面後ろに集約しているため、図書館やカフェといった狭いスペースでの作業性に配慮している。また、カラーリングはパールホワイト・パールブラックのほか、スマートフォンのカラーで人気のメタリックピンクを用意している。高性能モデルの「NM550/NAシリーズ」では、CPUにCore i5プロセッサーなどを搭載しながらも、ファンレス設計とし静音性を実現。電源ボタンには指紋認証機能を搭載することで、パスワードを覚えなくても指でログインを行うことができる。「安心と使いやすさ」は、電源ボタンの押し下げによる力がマザーボードに特設伝わらないように電源基盤を分離。面耐圧150kgfの堅牢な設計となっている。また底面のゴム足をセンター部分にも設置しており、打鍵時の不快なたわみを改善している。さらに、同社では万が一の過失による落下や水こぼしなどでの故障もカバーする「あんしん保証サービス」も別売りとして提供しており、3から5年と学生の在学期間に合わせて安心して外出先にパソコンを持ち出せるサービスも提供している。▼「LAVIE Desk All-in-one」:テレビチューナーやハイレゾ基準に対応したYAMAHAのスピーカーを内蔵しており、「Sound Space Optimizer」機能により離れた場所からスマートフォンで音楽の操作が可能で、スマートフォンのマイクが拾う音からユーザーのいる位置を解析、パソコンの正面にいなくても最適なサウンド効果を設定することができる。また、2㍉㍍の狭額縁により没入感の高い画面構成となっている。「DA770/KAシリーズ」はインテル第8世代Core i7-8550Uが搭載。プリインストールされている「CyberLink PhotoDirector」により、RAW撮影した写真の加工や、4K動画の編集も快適に行うことができる。