運転を支援する「安全・安心運転サポート」搭載 「ストラーダ」シリーズ4機種発売 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社
パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は8月27日、SDカーナビ「ストラーダ」シリーズの9V型大画面モデル「CN―F1XVD/F1DVD」の2機種、AV一体型の7V型モデル「CN―RX05WD/RX05D」の2機種の計4機種を10月上旬より発売すると発表した。 「CN―F1XVD/F1DVD」はディスプレイ部をコンソールから浮かせるフローティング構造の「DYNABIGディスプレイ」を搭載。フローティング構造のため国内350車種以上に9V型の同機を取り付けることが可能なほか、上下スライド・前後チルト・奥行き調整に加えて、「F1XV」は左右15度の角度調整も可能となっている。 4機種ともに前モデルより搭載する「安心運転サポート」機能を強化した「安全・安心運転サポート」機能を搭載しており、最高速度を30㌔㍍に抑える「ゾーン30エリア」を地図上に表示し、また制限速度超過時には音声と地図上のアイコンで警告して安全運転を喚起。高速道路のサービスエリアやパーキングエリアからの発進時に注意喚起を行い、また実際の逆走を検知して音声とアイコンでドライバーに警告も行う機能も搭載している。 さらに、高度化光ビーコン対応のETC2・0車載器「CY―ET2500VD」を利用することで、直近の信号を青信号で通過できる場合に通知を行う「信号通過支援」や、早めの減速を促す「赤信号減速支援」、赤信号から青信号への残り時間を通知する「発進遅れ防止支援」など、「信号情報活用運転支援システム」に対応し、スムーズな運転をサポートする。 また、オプションのドライブレコーダー「CADR02SD」と連携することで、カーナビのディスプレイでドライブレコーダーの操作や録画映像の確認ができるほか、駐車中に振動を感じたら録画を開始してカーナビの画面で知らせする機能も搭載。映像は夜間でもFHDの高感度録画が可能で、急激な明暗差による白とびや黒つぶれを抑制するHDR技術にも対応している。 自車位置測定も高度化しており、11月より稼動予定の2機を含めた計3機の準天頂衛星「みちびき」にも対応し、ビル街や山間部での測位が向上したほか、高速道路入り口付近を並走する一般道の高低差を収録する地図の標高情報とマッチングさせる新たなアルゴリズムも採用し、正確な測位が可能となった。 新たにラインアップされたスタンダードモデルの「F1DV」はDVD再生に対応し、低反射フィルムや画面をクリアに再現する新開発の液晶パネルを採用。「F1XV」はブルーレイの再生が可能なほか、ハイレゾ音源にも対応。光の反射を抑えて日中での視認性が高い「ブリリアントブラックビジョン」を搭載。低反射フィルムに加えて、ディスプレイはガラス面と液晶の間にある空気層を無くしたエアレス構造のため、外光の反射や液晶工の内部反射などによる映り込みや映像・画像の輝度低下を抑える高輝度のIPS液晶を採用している。 「CN―RX05WD」および「CN―RX05D」は、耐振・耐熱性に優れた車載専用光ピックアップを採用した同社独自の薄型ブルーレイメカニズムを搭載。苛酷な車内環境でも安定したディスク再生が可能なほか、音楽CDの最大4・35倍ノアンプリング周波数のリニアPCM192kHz/24ビットの高音質ブルーレイオーディオ音源再生にも対応している。 価格はオープン価格だが、市場想定価格は「CN―F1XVD」が18万円前後(税込)で「CN―F1DVD」が13万円前後、パネルサイズが200㍉㍍ワイドの「CN―RX05WD/RX05D」が12万円前後(税込)となっている。
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