「Ultra HD ブルーレイ」搭載 4K放送対応チューナー内蔵液晶テレビを発売 三菱電機

 三菱電機は8月21日、Ultra HD ブルーレイディスクの再生にも対応した12月より放送を開始する「新4K8K衛星放送」の4K放送対応チューナーを内蔵する4K液晶テレビ「REAL 4K RA1000」シリーズを10月より発売すると発表した。サイズは58型と50型と40型の3機種で、価格はいずれもオープン価格となっている。 同機には2TBのHDDを搭載し、別途レコーダーを購入する必要なくテレビ番組を録画することが可能。12月から放送を開始する「新4K8K衛星放送」の4K放送に対応したチューナーが内蔵しており、番組視聴と同時に1番組の録画が可能で、2Kの地上波・BS・CS番組は同時に2番組まで録画することができる。さらにUltra HD ブルーレイに対応したプレーヤーを本体に搭載。別途プレーヤーや4K放送対応のチューナーを接続しないため、面倒な配線等は不要となり、簡単に高精細なコンテンツを楽しむことができる。 ディスプレイには同社独自の広色域パネル「ダイヤモンドパネル」を搭載しており、LEDには赤色/緑色蛍光体光源を採用していることから色純度も向上。カラーマネジメントシステム「ウルトラカラーマトリックス」を装備しており、12軸の色調整に加えて8000点の補正点がある3Dルックアップテーブルを使用することで、補正したい色だけほかの色に影響なく色調整を行える。 スピーカーは同社のDIATONEスピーカーを装備。搭載する4つのスピーカーすべてにNCV振動板が採用されており、透明感のある高音再生と大型ウーファーによる低音域を楽しむことができるほか、左右でチャンネルの音声を分析して人の声と背景音を分離して、背景音の音量を抑えて人の声を強調することで、ナレーションやセリフを聞き取りやすくする「音ハッキリプラス」機能を搭載。またBluetoothの送受信が可能なことから、スマートフォンやオーディオプレーヤーの音楽をテレビのスピーカーで再生できるほか、テレビの音声を小型スピーカーやワイヤレスイヤホンに伝送することで、台所や洗濯などでもテレビの音量を上げることなく快適に楽しむことができる。 ほかにも、テレビのリモコンでテレビの画面角度を操作できる「オートターン機能」や、テレビやレコーダーの操作ごとにリモコンを持ち替える手間を軽減する「Quick Go」ボタンにより、テレビ放送を見ながら録画番組への移動や裏番組を探してチャンネル移動も可能。さらに裏面から印字したシートリモコンを採用しているため、長期間使用してもボタンの印字が消えないほか、汚れ掃除も簡単に行える。 本体とスタンドを金属で結合することで揺れても倒れにくい耐転倒設計が施されているほか、内蔵HDDのみ取り出せる構造のため、従来は内蔵HDDが故障した場合はテレビごと修理に出す必要があったが、内蔵HDDの個別修理も可能となっている。