交通安全を知らせる「信号情報活用運転支援システム」搭載 ETC2・0車載器など3機種発売 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は8月27日、ETC車載器の新ラインアップとして、同社製カーナビ「ストラーダ」連動型ETC2・0車載器「CY―ET2500VD」「CY―ET2010D」2機種と単体発話型車載器「CY―ET926D」1機種の計3機種を10月上旬より発売すると発表した。 全機種ともに、ドライバーや同乗者を傷つけないように国土交通省が定めている内部突起に係る保安基準に準拠しており、自動車が衝撃を受けた場合にも乗車人員の安全な部品形状となっている。また、ETCの決済情報を安全に保護するために国土交通省が計画する新たなセキュリティ規格にも対応している。 上位モデルの「CY―ET2500VD」には一般道に設置されている高度化光ビーコンを活用した「信号情報活用運転支援システム」を搭載。同社カーナビ「ストラーダ」と連動させることで、ETC2・0が高度化光ビーコンから取得した信号情報を用いて、信号交差点を円滑に運行するための運転支援情報をナビ画面および音声で通知。直近の信号が赤信号のため停車する必要がある場合は、ドライバーに早めの減速を促す「赤信号減速支援」や、赤信号での停車時に信号が赤から青に変わる5秒前に「まもなく青信号です」と音声案内を通知する「発進遅れ防止支援」、直近の信号が青信号で通過できる場合はドライバーのその旨を提示する「信号通過支援」の3つの機能により、安全な運転を支援する。 価格はオープン価格だが、市場想定価格は「CY―ET2500VD」が4万3000円前後(税込)、「CY―ET2010D」が2万1000円前後(税込)、「CY―ET926D」が9500円前後(税込)となっている。