音声でOSを起動させる「ボイス起動」機能を搭載 デスクトップPCなど4シリーズを発表 NECPC
NECパーソナルコンピュータ(東京都千代田区、デビット・ベネット社長、NECPC)は1月22日に都内で記者会見を開催し、Windows10搭載PCで初となる、音声によるOS起動機能を備えたデスクトップPCなど、4シリーズ11機種を1月24日より順次発売すると発表した。 記者会見には同社執行役員の河島良輔氏が登壇し、新商品を紹介した。 河島氏はユーザーが抱えているPCに対する不満について「『起動が遅いこと』と『使い方がよく分からない』という2点が常に上位にありました」と説明し、新ラインアップについて「『LAVIE』シリーズでは、この2ポイントを徹底的に解消し、SSDやOptaneメモリによる『パッと起動』と、使い方相談永年無料の『ずっとサポート』でコミットして、お客様に更なるプラスアルファと使いやすさ・安心さを提供していきたいと思います」と話した。◇ デスクトップPCの「LAVIE Desk All―in―one」シリーズは、ディスプレイが浮いているような浮遊感あるデザインに一新。27型モデルにはWindows10搭載PCでは初となる、音声でOSを起動させる「ボイス機能」を搭載しており、シャットダウン状態の同機に「LAVIE起きて」と話しかけると、PCが起動。河島氏は「今後はIoTデバイスと連携した家電の音声操作機能も検討中」という。 ディスプレイはFHD解像度のIPSパネルを採用し、サイズは27型と23・8型の2モデル。上位モデルにはCPUは第8世代のインテルCore i7―8565Uプロセッサーを搭載し、メモリは最大8GBで、ストレージは最大3TB。また、可能にするインテルOptaneメモリも搭載し、HDDでも高速起動を可能にする。 最上位モデルにはYAMAHAのハイレゾ対応のサウンドシステムを搭載し、インターフェースはUSB3・1ポートを2基、USB3・0ポートを3基、HDMI入出力端子ポートを搭載している。 カラーはブラックのみで、価格はオープン価格だが、市場想定価格(いずれも税別)は、27型の上位モデル「DA970/MAB」が24万4800円前後で「DA500/MAB」が19万4800円前後、23・8型の上位モデル「DA770/MAB」は22万9800円前後、「DA370/MAB」が15万9800円前後となっている。◇ 「LAVIE Note Standard」は、15・6型のノートPCで、薄さが22・9㍉㍍の薄型デザインが特長。最上位モデルの「NS700/MA」シリーズはFHD解像度ディスプレイでCPUに第8世代のインテルCore i7―8550Uプロセッサーを搭載し、メモリは8GB、ストレージは1TBのHDDとOptaneメモリやブルーレイ対応のドライブを搭載。 ほかにも、AMDのCPU「Ryzen7 2700U」と256GBのSSDを搭載した「NS600/MA」シリーズや、CPUがCore i3―7020U、1TBのHDDとOptaneメモリを搭載した「NS300/MA」シリーズをラインアップしている。 カラーはカームホワイト、カームブラック、カームレッドの3色で、価格はオープン価格だが、市場想定価格(いずれも税別)は「NS700/MA」が18万4800円前後、「NS600/MA」が12万9800円前後、「NS300/MA」が14万4800円前後。◇ 「LAVIE Note Mobile」は、FHD解像度の12・5型のモバイルノートPCで、昨年1月に発表した2世代目の同シリーズと比較して、3世代目となる同シリーズではキーボードの機能性を大幅に改良。従来モデルよりもキーサイズを10%向上させ、キーボードデザインも筐体ギリギリまで拡大した「Edge to Edge」デザインにより大型化を図り、12・5インチの筐体でも、15インチのノートPC相当のキーボードサイズとなったため、タイピング性が向上した。また、図書館等での利用を考慮してタイピング音が40dbを下回るように設計されている。 CPUは上位モデルにはインテルCore i7―8200Yプロセッサーを搭載し、メモリは8GB、ストレージは256GBのSSD。Windows Hello対応の指紋センサーも搭載。ほかにも、現役大学生とamidusが共同で運営する大学生向けメディア「ペンペン」や、写真からアニメーション作品を簡単に作成できる編集ソフト「Corel PhotoMirage」がプリインストールされているほか、落下、水こぼしから落雷などの天災も保証する安心保証サービスや、100GBまでのデータをクラウドに自動でバックアップするサービスも提供する。 カラーはメタリックピンク、パールホワイト、パールブラックの3色で、市場想定価格(いずれも税別)は「NM550/MA」シリーズが14万4800円前後、「NM150/MA」シリーズが10万9800円前後となっている。◇ 「LAVIE Tab E」は、10・1型ワイドのタブレットで、チップセットはQualcommのSnapdragon450 1・8GHz(8コア)を採用し、メモリは4GB、ストレージは64GB。解像度はWUXGAで、サウンドは4つのフロントスピーカーに加えてDolby Atmosを採用したため、臨場感の高いコンテンツ視聴が可能。さらに、液晶表面にコーティングが施されており、指紋や汚れがつきにくくなっている。 また、同機の初期設定などを簡単に行える「かんたん!セットアップシート」が添付されるほか、スタンドにもなるタブレットフォリオケースも別売。 カラーはホワイトのみで、価格はオープン価格だが、市場想定価格は3万7800円前後(税別)で、タブレット用フォリオケースが4980円(税別)。
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