「INFOBAR」最新モデル今秋発売 クラウドファンディングで様々な記念品も KDDI

 KDDIおよび沖縄セルラーは7月12日に都内で記者会見を開き、スタイリッシュなスタイルで注目を集めた携帯電話「INFOBAR」の15周年を記念して新型の携帯電話「INFOBAR xv」を2018年秋に発売すると発表した。 同機は2003年に発売された初代「INFOBAR」のプロダクトデザイナーの深澤直人氏が引き続きデザインを務めており、ディスプレイは3・1インチのWVGA液晶ディスプレイで、ガラスの断面を綺麗に見せるために二重の成型をし、パネルのカラーも本体カラーに合わせた配色となっている。メインカメラは約800万画素。デザリング機能やLINEにも対応しており、またauブランドの4G LTEケータイでは初となる「+メッセージ」に対応し、スマートフォンのGoogleアシスタントやSiriを同機から呼び出すことができる「スマホ音声アシスタント呼び出し機能」にも対応している。 カラーは赤を基調とした「NISHIKIGOI(錦鯉)」と紺色を基調とした「NASUKON(茄子紺)」、ピンクを基調とした「CHERRY BERRY(チェリーベリー)」の3色がラインアップされている。 また、同機はクラウドファンディングサービスの「MAKUAKE」にてクラウドファンディングが企画されており、支援メンバーとして開発進捗状況や最新状況が配信されるほか、特別なコマンドを入力することで表示されるクレジットに名前が掲載されるコースや、深澤氏がデザインした3色カラーの専用ケースが付属するコース、同機原寸大のオブジェが付いてくるコース、コレクターズエディションとして深澤氏の直筆サイン入り原寸大オブジェ付属コースが用意されている。 記者会見には同社理事商品・CS副統括本部長の山田靖久氏が登壇し、同機開発の経緯について「当社の歴代携帯電話・スマホ人気ランキング『au思い出グランプリ』を行ったところ、上位のほとんどを歴代のINFOBARが占める結果になるなど、初代INFOBARの根強い人気を再確認し、またファンの方々の後押しを受けて、15周年の記念モデルとして発売するに至りました」と説明。 続いて同社商品・CS統括本部プロダクト企画部マネージャーの砂原哲氏とプロダクトデザイナーを務めた深澤直人氏が登壇し、同機について深澤氏は「携帯電話が登場したてのころ、持ち運ぶのに最も適していたのがバータイプのものでした。スマートフォンはどちらかというとPCが小型化したものだという印象で、どちらが携帯するのに便利かというとINFOBARのような気がして、それが今でもなお多くのファンに愛されている理由だと思っています」と話し、「初代INFOBARのコンセプトモデルはディスプレイに縁を付けないデザインでしたが、当時の技術的に厳しかったという話もありました。しかし、今回のモデルでやっと実現することができ、初代のコンセプトモデルが15年経ってやっと出来るというのも、ハイテクノロジーのハードウェアを実現したんだなと思います」と語っている。