軽量・高性能モバイルPC「LV7」登場 映画「コード・ブルー」とのコラボも決定 パナソニック
パナソニックは6月7日に都内で記者会見を開き、モバイルPC「レッツノート」ブランドの新商品として、個人店頭向けに「LV7」シリーズ3モデルを6月15日に、また同社Webショップ限定モデルとして「カスタマイズレッツノート」シリーズ2モデルを6月23日より発売開始すると発表した。 「レッツノート」ブランドの「LV7」シリーズは、前モデル「LX6」シリーズの軽量大画面、頑丈、長時間駆動、操作性・拡張性といったコンセプトを継続し、「SV7」シリーズのクアッドコアCPUやThunderbolt3に対応する高速転送性などの高速化技術やインターフェースを搭載したモデル。 ディスプレイは14型のアンチグレアFHDディスプレイをCPUに第8世代のクアッドコアCPUを搭載し、上位モデルにはインテルCore i7―8550Uプロセッサー 1・80GHzを採用。CPU性能を引き出すために冷却ファンを薄肉化するのと同時に、ブレードの枚数を増加しブレードを上下2段に分けて配置する位相反転形状を採用したことで風切音が下がり高速回転が可能となっている。また、中央部を凹ませる形状にすることで流速分布が均一となり冷却効率が向上する放熱フィンの最適化も行い、ボディ仮面に吸気口を設置してボディ内の流路を最適化して冷却を効率化するなど、独自の冷却構造を採用している。 キーボードは縦横19㍉㍍ピッチで、キーストロークは2・0㍉㍍。誤入力の少ないリーフ型のキーや円形のホイールパッドなどを搭載し、筐体はCAE解析で天板にかかる負荷をシミュレーションしたことにより構造を最適化しており、トップキャビネットの素材を樹脂とマグネシウムを併用していた構造からマグネシウムに変更したことで軽量性と頑丈性能が進化。光学式ドライブのケース部に穴を開けるなどすることで本体重量は前モデルの1・275㌔から1・25㌔㌘に、バッテリー駆動時間は10時間から13時間に向上(SSDを搭載し、バッテリーパック(S)を搭載時)し、マザーボードは前モデルから流用したことで、インターフェース類の設置場所は同一のものとなっている。 ほかにも、インターフェースにはThunderbolt3に対応したUSB3・1 Type―Cポートを装備することから40Gbpsの高速転送が可能で、USB Power Deliveryにも対応。Webカメラや顔認証カメラを搭載しており、顔認証カメラはWindows Helloに対応し、素早いログインが可能となっている。 「カスタマイズレッツノート」の「LV7」シリーズは、処理能力の高い第8世代のvPro対応CPUを搭載し、ストレージにはPCIe接続可能なSSDを搭載することで、OSの起動時間やデータの読み込み・書き込み速度が向上し、購入時に「LTE(4G)機能」を選択可能。本体カラーもシルバーダイヤモンドに加えて、Webストア限定でジェットブラックも用意されている。同シリーズのプレミアムエディションはCPUがインテルCore i7―8650U vProプロセッサーを搭載し、メモリは16GBのハイグレードモデルとなっている。 両機について同社コネクティッドソリューションズ社モバイルソリューションズ事業部事業部長の坂元寛明氏は、今年2月に発売した「SV7」シリーズの売上が42万台と好調だったことを発表し、その要因として「売上増加の要因として『移動時間の削減』『デスクトップPCからノートPCへウェイトが変わっている』『フリーアドレス制の導入』といった、働き方を変えたい日本企業の需要があると思います」と分析し、坂元氏は「当社も働き方改革を支援するサービスも展開しており、今までで150社近い企業と話が進んでいます。アプリが無ければただの箱なので、PCを売り切るだけではなく、導入から廃棄に至までお客様に寄り添ったサービスを展開していきたい」と話している。 また、同PCシリーズは救命救急を題材にしたTVドラマ発の映画「劇場版コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」とコラボレーションしており、劇中に同PCシリーズが登場しているという。発表会には同PCシリーズのプロモーションを務め、同映画にも出演する比嘉愛未さんが登場。新製品を紹介すると同時に、同映画とコラボレーションしたTVCMの放映会も行われた。 個人店頭向け「LV7」の価格はオープン価格だが、市場想定価格は約21万円前後(税別)。Webショップ限定の「カスタマイズレッツノート」の「LV7」は通常モデルが24万2800円(税別)からで、プレミアムエディションが30万1800円(税別)からとなっている。
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