FIFA公式の4K HDR対応TV2018年限定モデルを新発売 ハイセンス
ハイセンスジャパン(東京都・李文麗代表取締役)は、同社独自の技術「ULED」を搭載した特別仕様のフラッグシップモデル、4K対応のスマートテレビ「HJ65N8000」「HJ55N8000」を12月中旬より発売開始すると発表した。 両モデルとも3840×2160画素数の4Kモデルで、輝度のピークは1000-nitレベルで、HDRにも対応している。また「ULED」は、液晶パネルにKSF(フッ化物蛍光粉末)を取り入れることにより実現した「ウルトラカラー」と、ローカルダイミングによりLEDバックライトをエリア別に制御することで実現した「ウルトラコントラスト」を融合させた同社独自の技術。65型のみローカルダイミングと倍速駆動機能が搭載されている。 デザインも、ULEDは側面や背面など360度デザインされており、ピュアメタリックデザインを採用。全体的に金属感を出した高級感の溢れるモデル。またベゼル幅1.5mmのフレームレスデザインとなっており、ディスプレイの厚みは8.9mmと極めて薄いデザインとなっており、執行役員副社長の磯辺浩孝氏は「優雅なデザインでリビングルームを鮮やかに彩ります」と話した。 その他機能としては、フレームに捉えきれない速度の画像を補完し、連続感のある滑らかな映像を実現した「ウルトラモーション」に「ウルトラカラー」と「ウルトラコントラスト」の補正レベルをスポーツ映像の速い動きに最適化させ、残像感が少ないスムーズな観戦を可能にする視聴設定「スポーツモード」搭載や、ドルビーオーディオとSUPER BASSを搭載し、また画面の下部にウーファー含め3つのスピーカーを設置することによって、視聴者に対してよりダイレクトに音を伝える設計となっている。 同機はVODサービスにも対応しており、「Netflix」や「YouTube」、「acTVila」「TSUTAYA TV」など7サービスをネット回線に接続するだけで楽しむことができる。スマートテレビについて磯辺氏は「中国やアメリカではスマートテレビの普及率は8割を越えている。日本市場においても、もっと普及させることができるのではないか」とも語っており、同社の日本市場での事業展開について自信をのぞかせた。 同社はサッカーやF1といった世界中のスポーツを幅広くスポンサードしており、来年開催されるFIFAワールドカップ・ロシア大会の公式スポンサーを中国企業としては初めて務めており、初回起動時にはハイセンスとワールドカップ・ロシア大会のロゴがディスプレイされる特別仕様となっている。磯辺氏は「当社の認知度を向上させる最大のチャンスと捉えている。強力な営業戦略を展開していきたい」と語った。 発表会には同テレビがワールドカップオフィシャルTVということもあり、東京ヴェルディなどで活躍したラモス瑠偉氏が登場。同テレビについて「渋いテレビだね。スポーツだけじゃなくて、僕が好きなアクション映画も迫力出るね」と話しており、サッカー観戦については「ボールが回転する動きまではっきりと見える。ワールドカップやオリンピックもあるし、このテレビで楽しみたいね」と話している。 価格はオープン価格だが、市場想定価格は「HJ65N8000」は25万円前後、「HJ55N8000」は17万円前後を想定しており、大手家電量販店での販売を予定している。
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