パナソニック、頑丈タブレット・PC新モデル発売

パナソニックは、屋外や過酷な現場に適した「TOUGHBOOK(タフブック)」の頑丈タブレット「FZーG2シリーズ」と頑丈PC「CFー33シリーズ」の新モデルを、国内法人向けに、3月から順次発売する。 同社は、1996年に頑丈PC「CFー25シリーズ」を発売し、本年度25周年を迎える。発売以来、企業・法人のユーザーの要望を聞きながら磨き上げた頑丈性能とサービスで、過酷な現場の生産性向上とTCO削減に取り組んできた。堅牢PCグローバルシェア19年連続No.1を獲得している。 最近、タフブックが得意とする屋外や過酷な現場などで、5G/ローカル5Gの活用・検討が加速している。今回発売する「FZーG2シリーズ」では、タフブックで初めて5G/ローカル5Gに対応し、高速・大容量通信が可能となった。インフラ・公共(警察・消防)・製造業などにおける業務の効率化や、5Gの新たなネットワークを構築する際のエッジデバイスとして、ユーザーの現場のDX実現に役立つ。 主な特長は、次の通り。 ①ローカル5Gは、Sub6帯域で提供されるローカル5Gネットワークでスタンドアローン(SA)方式に対応。ノンスタンドアローン(NSA)方式にも対応する。高速・大容量通信の実現により、リアルタイムで高画質画像伝送が可能となり、屋外での点検業務や遠隔操作、データ編集業務などの効率化に貢献する。 パナソニック システムソリューションズ ジャパンが提供する「現場マルチネットワークサービス」に「FZーG2」を利用することで、5Gの新たなネットワークの構築を提案する。インフラ・公共(警察・消防)・製造業などの現場のDX実現に役立つ。 SIMカードとeSIMのデュアルSIM対応。従来は、5G/LTE(公衆網)とローカル5Gの両方のネットワークを活用するためには、それぞれに対応する端末を準備する必要があったが、1台でネットワークを切り替えて使用可能。 ②新OS「Windows 11 Pro 搭載モデル」と「Windows 10 Pro プレインストール済みモデル(Windows 11 Pro ダウングレード権行使)」を用意。ユーザーの環境にあわせた選択が可能。 「Windows 11」のシンプルなUIとスナップレイアウトにより、複数のアプリケーションが見やすく整理される。また「Windows 11」ではタッチキーボードを使用してスムーズなテキスト入力ができる。タフブックは手袋をしたままでも、水滴がついたままでもタッチ操作が可能なので、屋外でのタッチ操作時の作業効率が向上する。 「Windows 11」は、高度な暗号化とデータ保護、堅牢なネットワークとシステムのセキュリティ、進化し続けるウイルスやその他の脅威に対する保護機能を備えている。安全なWindowsによって保護されたデータとアクセスで、屋外やさまざまな場所にいても安心して作業ができる。 高性能CPU「第10世代インテル Core i5 プロセッサー(インテル vPro テクノロジー対応)」搭載。Web閲覧やOfficeアプリなど同時に使用されるマルチタスクでも高いパフォーマンスを発揮する。さらにインテル vPro テクノロジーを利用すれば、リモートでソフトやデータの一括更新、盗難・紛失時の遠隔操作によるロックやデータ消去が可能。 ③IP65準拠の防塵防滴試験、動作環境試験(マイナス10度Cから50度C)、米国国防総省規格準拠のテスト(MIL試験)を含む頑丈試験を実施し、高い耐久性を実証。過酷な現場での使用に備え、独自の頑丈試験も実施している。(MIL規格準拠試験) マイクロソフト社が提唱するファームウエア攻撃からPCを守るデバイスセキュリティ要件「Securedーcore PC」に対応。OS起動前のBIOSによる初期化中からセキュリティが確保される。 「FZーG2」は、モジュラー構造を採用。バーコードリーダーなどの豊富なオプションをユーザー自身で後から追加可能なので、機能拡張された本体を買い増す必要がなく、手間や導入コストを削減できる。 オプションの故障時も本体ごと修理に出す必要がないため、継続的な現場作業が可能。オプションの故障部分をユーザー自身で交換可能なので、本体を替えずに長く使えてeーwasteの削減にも貢献する。