民放連 定例会見 遠藤氏が2期目会長に選任
一般社団法人日本民間放送連盟（民放連）は今月14日、都内で定例会見を開き、同日開催された総会と理事会で2期目の民放連会長に選任された遠藤龍之介氏（フジテレビ副会長）が会見に臨んだ。遠藤会長の任期は2年。
遠藤会長は会見で、NHKのインターネット活用業務を必須業務とする改正放送法が成立したことについて「テレビ受信機の設置と同様、ネット配信の受信からも受信料を徴収することになったことは新たなポイントだ。放送制度の中でネット配信の位置付けを強めたことは、放送の歴史の中でも大きな転換点だと感じている」と述べた。そして「この問題は道半ばであり、NHKが『番組関連情報』として何をやり、何をやらないのか、まだファジーなところがあるので、NHKとしっかり話し合っていかなければならない。法改正で競争評価のフレームは固まったが、総務省の検証会議が稼働するのは秋以降になると聞いている。今後は放送法に定められた競争評価の仕組みがワークするよう、民放や新聞の意見をしっかり聞き、丁寧に取り組んでほしい」とこれまでの意見を改めて主張した。
（会見に臨む遠藤会長）
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