映像情報メディア学会 2024年年次大会
映像情報メディア学会は、8月28日~30日に北海道立道民活動センター(かでる2.7)において2024年年次大会を開催した。映像情報メディアに関連する様々な技術やトピックが紹介された他、ホットなテーマでディスカッションなども実施された。今回は企画セッション2「MoIP放送技術」の模様をレポートする。
同セッションでは、まず放送設備オールIP化の実例を紹介し、続いてIPPAVILION 2023メンバーにてMoIP放送技術を5つのパートに分けて紹介。
テレビ北海道の高橋康二氏が「放送設備のIP化の実際」と題し講演した。なお、テレビ北海道では、2024年1月にマスターのIP化、4月と6月にニューススタジオ、制作スタジオをIP化し、オールIP放送局として運用を開始した。IPシステム整備の経験から導入するために特に考慮すべき点や、導入して分かったIPのメリットについて報告。また、オールIPシステムの一つとして運用している、バーチャルマスターオペレーターによる運用の効率化についても紹介した。
(全文は9月27日号3面に掲載)
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
最新の投稿
- 放送ルネサンス2024.11.22放送100年特別企画「放送ルネサンス」第19回
- 放送機器2024.11.22ソニー、NDIを標準機能として無償提供
- 放送機器2024.11.22池上通信機、韓国SBSよりカメラシステム受注
- 実録・戦後放送史2024.11.22「ファイスナー・メモ③」