A-PAB 来年開局予定のBS右旋3局がプレゼン
一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A―PAB)はこのほど、「祝!2000万台突破 12月はBS4K8K衛星放送で超100‼見ようよキャンペーン」の記者発表会を開催した。
BS右旋で4K放送を新たに行う3局がプレゼンテーションを行った。最初にSCサテライト放送の佐々木良太社長がショップチャンネルの4K放送について「私どもショップチャンネルは2018年12月に放送を開始しました。2025年4月1日正午を期してBS右旋での放送を開始します。
私どもはいわゆるショッピング専門局ですが、エンターテイメントとしてのショッピングを通じ、良い商品とお客様を繋ぐストーリーを追加し、多様化するお客様の日々の暮らしに心躍る瞬間をお届けするということを会社の理念としております。また、特に力を入れてるものの一つが、地方の優れた特産品を、全国のお客様に届けるということに長年取り組んでいます。
さらに『日本を見つけよう』では、スタジオからではなくて、地域地域それぞれにクルーを派遣いたしまして、長時間の中継ということを実行しております。2008年沖縄を皮切りに、直近は2024年10月に広島から中継しました。引き続きこのような番組の企画などにより、4Kの視聴の可能性を広げてまいりたいと思います」と語った。
次にQVCサテライトの高倉裕助放送編成本部放送部長が「QVCは2001年に放送を開始しました。企業としてビジネスの成長戦略は、Planet(地球)、People(人)、Product(商品)の3つの〝P〟の領域において行動計画を策定し、取り組んでいます。その中で、Peopleの領域において、多様性を認める公平な社会を4K放送を通じて実現していくため、2018年12月に当時は最先端の技術だったAI字幕を付与することを実現しました。
また、そして放送の未来をより豊かなものになるように我々一度画質については社屋設備を2018年に完全IP化をし、4Kが持つ魅力を最大限届けられる設備と人材の投資も行っております。そして、この4Kコンテンツの力、技術力を用いて、人と人を繋げる一助として、地域創生にも積極的に取り組んでおります。
2025年4月1日、BS4K右旋にて4K放送を始める予定でおります。より多くの視聴者の方に我々のショッピングを超えた体験を届け、より全ての方々に、より豊かな未来となるよう尽力してまいりたいと、そのように思っております」と述べた。
最後にOCOの岡本光正社長が「OCOTVが何なのか、名刺を渡すと大体言われてしまいます。コンテンツに特化していくことを会社の方針にしています。編成内容については、基本的にアジアの総合エンターテインメントチャンネルいうことを考えております。具体的な内容はエンターテインメントなので娯楽を中心に、教養教育その他いろんなもので編成していこうと考えております。
娯楽に関しては、アジアということなのでもちろん日本があり、近くの韓国中国、インドネシア、インドなどに加え、日本に接触ないところも大事かなと思っています。エンターテイメントですから、映画、ドラマ、ドキュメンタリー、音楽など何でもやっていきます。
最後に先ほどの2社は来年の4月1日から放送開始ですが、我々は残念ながら4月1日は間に合わないと思ってます。ただしできるだけ早く開局することは重要だと思ってますので、今後できるだけ努力していきたいと思っております」と語った。
(全文は12月11日号3面に掲載)
トップ画像はSCサテライト放送・佐々木良太社長
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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