NHK、基幹放送局提供子会社へ出資
NHKはこのほど、2024年4月1日に施行された改正放送法に基づき、基幹放送局へ出資することについて、経営委員会で議決した。これに伴い、今後、出資に関する総務大臣の認可の申請を行っていくと発表した。
設立時期は2024年12月(総務大臣認可後)を想定している。出資方法は全額現金出資。
出資理由は、基幹放送局設備の保有・管理などの業務により放送業界全体の持続可能な発展を追求することを目指し、基幹放送局設備などの取得計画、標準仕様などの策定や共同利用型モデルの導入に向けた入札方法の検討、基幹放送局の保有・管理などの事業の料金体系などの検討などを行うためとしている。
出資についてNHKは、「NHKと民放の二元体制による放送のネットワークを維持するための、重要なステップだと考えています。民放をはじめ、関係者の皆さんと協調・連携して、視聴者・国民の皆さまに対するサービス向上につながる環境の整備に貢献してまいります」とコメントしている。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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