テレビ朝日とソフトバンク、大学野球のライブ映像の遠隔操作に成功

 テレビ朝日とソフトバンクは、東京六大学野球連盟協力のもと、大学野球のライブ映像をテレ朝本社から遠隔操作・編集する実証実験を8月17日に実施した。コロナ対策として、密を避けた番組制作の環境構築が課題となっている。今回の実験は、クラウド上でライブ映像を遠隔操作・編集できるソフトバンクのシステムを活用したもの。東京六大学野球リーグ戦のライブ映像を複数のカメラで撮影し、都内にあるソフトバンクのクラウドサーバーへ伝送、テレ朝日本社から遠隔でスイッチング操作できることを確認した。また通常は中継車で行われる、カメラコントロールや、クラウドに収録された映像のスロー再生も遠隔操作で実施した。さらにスコアボードを撮影した画像の解析による、テロップの自動作成実験も同時に行い実用性の高い映像制作が可能であることが実証されたという。省力化にもつながるということで、早期の実現に期待が集まる。