西尾レントオール 約40台の4Kカメラを導入 会場も含めオールインワンで対応

 西尾レントオール レントオール事業部 ビジュアル営業所は、「ProLight & ProVisual 2020」に「e-S RACK」などを出展した。 e―S RACKは、業界初のeSports大会専用パッケージシステム。eSports大会に必要な機材がパッケージ化されているため、機材を選定する必要がない。さらに、必要な機材がラック(キャスター付き)に組み込まれた状態で搬入されるため、特別な技能を持たない人でも短時間でセットアップすることができる。ラックのカバーがそのままテーブル代わりになるため、テーブルが不要。 機材はトライキャスター(TC―1)、字幕テロップ用PC(Live Text)、SSDレコーダー、音響ミキサー、配信エンコーダー(LiveShell X)、画面切替スイッチャー、モニター、実況開設用ヘッドセットマイクなど。オプションで3PLAY 3P1も用意されている。最大6対6の対戦が可能で、実況解説者が任意の選手画面をスイッチングする。NDIを使用することでケーブル本数を削減することを実現し、選手席、実況席からメイン卓までをケーブル1本でまかなうことができる。 ブースではeスポーツの会場を模したセットを構築、様々なカメラと接続しデモを実施した。セットには同社が取扱うLEDディスプレイなども組み合わせており、来場者の視覚に訴える映像や演出を行っていた、 同社では、イベントやライブ中継、放送関連など向けの事業を強化している。昨年12月にはレンタル業界初の4K拡幅中継車のレンタルを開始している。また、4Kカメラの導入も積極的に行っており、すでに約40台の4Kカメラを導入しているという。レンタル業界でこれだけの4Kカメラを保有している企業はほとんどない。実際には2K制作に4Kカメラが用いられるケースが多いが、将来を見据えて先行的に4Kカメラの導入を進めている。昨年末には某大型イベントに数十台規模で4Kカメラを貸し出した。また、4K中継車も多数の引き合いを受けており、本当はProLight & ProVisual 2020の会場に設置して展示する予定だったが、業務の関連で見送ったという。また、これまではソニー製4Kカメラがほとんどだったが、パナソニック製システムカメラの導入を決めている。この他、8K 98インチモニター(ソニー協賛)なども設置していた。 「e―S RACKだけでなく、4K中継車やLEDディスプレイなど多種多様な機材を取扱っています。特に4Kカメラは業界に先駆けて多数導入しており、今後もこの強みを生かして展開していく考えです。 また、これらの機器に加えて、提供している企業のネットワークにより会場イベントなどの会場の手配も行うことができる。会場から機器までオールインワンで提案できますので、是非、色々とご相談していただきたいと思っています」(西尾レントオール)。