【ケーブル技術ショー2020のみどころ】④朋栄

 朋栄は、効率化および低予算化が求められる番組中継現場のニーズに合わせ、朋栄製品と取扱輸入製品を組み合わせて実現する「スマートライブ制作」に向けたソリューションを提案する。 ▽自動スポーツ中継システム「Pixellot S1」:4Kマルチカメラシステムにより競技場全体のパノラマ映像を撮影。各種スポーツ専用のAIアルゴリズムがゲーム進行及び選手の動きを認識してズーミングや切り出し位置を自動変更し、スムースなカメラワーク映像を生成する。(イスラエル Pixellot社) ▽簡易伝送ソリョーション「Dejero EnGo 260」:Pixellot S1のSDI出力を放送局内の受信機Dejero WayPointへH.265/HEVCコーデックで送信する。LTEや5Gローバンドなどの携帯回線、LAN/WAN回線をブレンディングして通信帯域を拡げ、安定した伝送が可能。再生状態に応じてビットレートを最適化するアダプティブビットレートも採用し、高品質な映像を伝送できる。 トランスミッターからの映像を受信してSDI出力するWayPointは、1台で4系統の映像を扱える。Pixellot S1映像に加え、ENGカメラやスマートフォンアプリLivePlusによる会場取材映像も同時受信できる。(カナダ Dejero社) ▽インスタントリプレイシステム「Envivo Replay」:映像プレビューをしながら直感的なタッチパネル操作でハイライト映像やリプレイ映像を制作可能。SNS動画共有にも対応し、収録映像を直接YouTubeやFacebookに配信できる。(米国Variant Systems Group社) ▽小型キャラクタージェネレーター「CG-Portable」:スポーツシーンに必要な経過時間表示、ロゴ表示に対応し、テロップの多言語混在表示や縦書き表示に対応。縦10.2㎝×横12.5㎝の手のひらサイズながら、2系統のテキスト表示、文字のスクロール・ロールに対応し、中継現場やイベント会場などへの持ち運びに最適。