放送番組センター テレビ放送開始70年を記念し10番組を上映
公益財団法人 放送番組センターは、放送ライブラリーのバラエティー豊かなコレクションから、担当による“推し”の番組を選んで上映する「BLセレクション」を実施している。第4弾は、2023年2月1日の「テレビ放送開始70年」を記念して、テレビの役割と魅力を再発見できる歴史的番組を特集する。 1953年2月1日に本放送を開始したテレビは、皇太子御成婚、ケネディ大統領暗殺、浅間山荘事件など、遠くの出来事を瞬く間にお茶の間へ伝えてきた。また、仕掛けにあふれた番組も数多く作り出し、大人も子どもも夢中にさせる、まさに魔法の箱だった。人々の生活に多大な影響を及ぼし、視聴者を熱狂させてきたテレビの足跡をたどり、その魅力を伝える10本の番組を厳選して上映する。実施概要は以下の通り。 ▽会期:2023年1月27日(金)~2月19日(日)※月曜休館 ▽時間:10:30~16:40 ※放送ライブラリーは10:00~17:00開館 ▽会場:放送ライブラリー(15席) ▽入場:無料(入退場自由、事前申し込み不要) スケジュール、上映番組(全10本/テレビ8本、ラジオ2本。予定)は以下の通り。 ▽10:30~「木曜スペシャル 目撃者 私はそこにいた カメラが記録するテレビ報道30年」(日本テレビ/1983.11.17/74分):民放テレビの第一号・日本テレビが開局した1953年(昭和28)8月28日から30年間、日本国内で起きた事件や出来事を映像でたどりながら、現場を取材した報道記者や事件の当事者の証言によって、テレビニュースが視聴者の意識をどう変えていったかを探る。 ▽11:45~「ことばの歳時記 アナウンサーが伝えた“あの日、あの時” 荒井義雄」(NHK―R1/1991.04.24、04.25/各11分)※ラジオ番組:元アナウンサーが送り手の立場から証言する、昭和史・放送史。2回にわたり、荒井義雄さんがテレビニュース発足当時の舞台裏を語る。*2本連続 ▽12:10~「NHK東京テレビジョン開局記念行事の記録」(NHK/1953.02.01/12分):1953年(昭和28)2月1日午後2時。「JOAK―TV。こちらはNHK東京テレビジョンであります」のコールサインのあと、カメラは東京・日比谷のNHK第1スタジオに切り替わった。テレビ受信機が家庭に普及するまでは、放送局が設置した街頭テレビや喫茶店などに置かれたテレビを見る人が多かった。 ▽12:25~「東芝日曜劇場 マンモスタワー(TBSテレビ)/1958.11.16/71分):映画からテレビヘ、マスメディアの流れの非情さと、その中で浮き沈みする人間像を描くドラマ。 ▽13:40~「魔法のじゅうたん〔第100回〕」(NHK/1963.03.27/33分):当時最新の特殊撮影技術を駆使して制作された子ども向け娯楽番組。 ▽14:15~「宇宙人ピピ〔第37回〕(NHK/1965.12.23/25分):宇宙漫遊の途中で地球に迷い込んだ宇宙人ピピ(声:中村メイコ)が、ふとしたことから東京の下町にある俊彦(安中滋)、良子(北条文栄)のアパートに下宿するようになり、そこで巻き起こす騒動を描く愉快な子ども向けSF物語。 ▽14:40~「光子の窓 イグアノドンの卵」(日本テレビ/1960.10.30/45分):歌も踊りも芝居もこなす草笛光子を中心に繰り広げるミュージカルバラエティーショー。 ▽15:25~「ナマ中継スペシャル 南極 こちら昭和基地」(NHK/1979.01.30/50分):世界で初めての、南極からのテレビ生中継。5夜にわたるシリーズの幕開きとして、昭和基地~インド洋上通信衛星~山口地球局=8万キロあまりの道のりを経て東京のスタジオに届く電波による、観測隊員とその家族の対面を中心に構成。 ▽16:15~「テレビ・私の履歴書 高柳健次郎」(テレビ東京・日経映像/1987.05.06/26分):日本経済新聞紙上に連載されている「私の履歴書」のテレビ版。それぞれの分野で一時代を築いた人物が出演し、自ら語る。
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