パナソニック コネクト、HDカメラでST 2110対応有償アップデート実施
パナソニック コネクト(東京都中央区、樋口泰行社長・CEO)は、同社のHDスタジオカメラ「AK―HC3900」をST 2110に対応させる有償アクティベーションキーコード「AK―SFC391」を2023年度第2四半期に発売すると発表した。 近年、インターネットやスマートデバイスの普及による映像視聴スタイルの多様化が進み、ライブ配信を含む映像制作需要が拡大している。特にコロナ禍による影響を大きく受けた屋外ライブエンターテイメント業界では、オンラインとオフラインのハイブリッド形式のイベントが増加。5Gなど大容量・高速通信の拡大、そして「映像活用の一般化」によって、目の肥えた視聴者の期待を上回るクオリティや飽きさせない為の新しい映像体験・表現・演出の提供を限られた予算の中で提供していくことが常に求められている。人手不足や働き方の変化に伴いIP伝送を用いたリモートでの映像制作・オペレーションへの転換も加速しており、映像の品質の確保と撮影現場の効率化の両立が映像制作現場の大きな課題となっている。 特に音楽コンサートなどのステージング映像のライブ放送・配信においては、ステージに併設された大型スクリーンや音響設備にも映像音声が同時に送出されるため、高画質かつ低遅延な伝送処理が求められる。このような、映像制作現場の課題の解決に向け、パナソニック コネクトはスタジオカメラのソフトウェアアップデートにより、CCUレスによるコスト削減とST 2110による放送用グレードの非圧縮伝送を開発した。(全文は6月14日付け3面に掲載)
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