目黒区の防災行政無線放送を配信 イッツコム
イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム、東京都世田谷区、嶋田創社長)は、イッツコムが提供しているテレビ自動お知らせサービス「イッツコム テレビ・プッシュ」において、東京都目黒区の防災行政無線との情報連携を始めたと発表した。 テレビ・プッシュでは、これまでにも目黒区の「防災気象情報メール」で配信される各種情報を、目黒区からのお知らせとしてテレビ画面に文字で表示し、緊急度の高い場合にはテレビを自動的にオンにしたり、画面を切り換えるサービスを展開している。 これに加え、今回、目黒区の防災行政無線と情報連携することにより、目黒区内に設置されたテレビ・プッシュ専用端末の内蔵スピーカーおよびテレビのスピーカーから、目黒区の防災行政無線の中で特に緊急度の高い情報などを、音声でリアルタイムに受信することができるようになる。これにより、窓を締めきった自宅の部屋などの屋外からの音声が聞こえづらい状況や、ビルの谷間などの防災行政無線戸別受信機に電波が届きにくい場所でも、テレビ・プッシュを通じて、緊急放送を音声で確認できるようになる。 イッツコムは、今後もテレビ・プッシュによるサービスエリア内自治体の防災行政無線との情報連携を推進し、緊急放送の配信エリア拡大を通じて、東急線沿線の利用者に安心と快適さを届ける。 「イッツコム テレビ・プッシュ」で配信される防災行政無線の緊急放送は全国瞬時警告システム(J―Alert)による緊急情報、緊急地震速報、震度の確定報―など。 基本利用料金はイッツコムサービスの加入者で1台あたり月額650円(税抜き)。イッツコムサービスを利用していない人で、「イッツコム テレビ・プッシュ」を単体で利用の場合、基本利用料金の1台目は950円(税抜き)。・IPボックス料金など レンタル:月額500円/台(税抜) サービスエリアは東京エリアが渋谷区、世田谷区、目黒区、大田区、町田市。川崎エリアが宮前区、中原区、高津区。横浜エリアが青葉区、港北区、緑区、都筑区―ほか。 「イッツコム テレビ・プッシュ」(2015年1月提供開始)は、インターネットに接続された専用端末(IPボックス)をテレビにつなぐだけで、緊急地震速報、災害気象情報などの各種緊急情報に加え、避難情報や河川ライブカメラ画像などの自治体と連携した防災・災害情報や各種生活情報などを知らせるサービス。これらの情報は、IPボックス内蔵スピーカーの音声とテレビ画面にプッシュ配信され、緊急度が高い情報の場合は、テレビが消えていてもテレビの電源を自動的に立ち上げ、また、テレビや録画番組視聴時には、画面を自動的に切り換えて知らせる。
この記事を書いた記者
最新の投稿
- 実録・戦後放送史2024.09.02連載にあたって
- 筆心2024.09.022024年8月26日(第7712号)
- 放送ルネサンス2024.09.02放送100年特別企画 「放送ルネサンス」第1回
- 放送2023.09.01ビデオリサーチ 災害情報入手経路の7割が地上波民放テレビ