ソニー 高解像と小型軽量を両立した業務用カメラ発売
ソニーは、有効約6100万画素の高解像と、小型軽量を両立する、レンズ交換式フルサイズ業務用カメラ「ILX―LR1」を2023年12月に発売すると発表した。価格はオープンだが、市場想定価格(税込)は46万2000円同機をドローンに搭載し、高解像かつ高精度の撮影をすることで、点検や測量、マッピングなどで活用することができるほか、設置型の点検調査、フォトグラメトリー分野などにおいても、撮影ワークフローの効率化を実現できるという。
α(Alpha)シリーズの「ILX―LR1」は、αならではの高い画質と小型・軽量設計に加えて、ソフトウエア開発キット「Camera Remote SDK」に対応することで、リモート制御や自由度の高い設置性を実現するなど、産業分野での活用に必要なさまざまな機能を備えることが可能。また、70本以上の豊富なEマウントレンズ群に対応し、用途や環境に応じた撮影ができる。
近年、ドローン搭載向けのカメラの需要は増えており、点検や調査、マッピング、測量用途においては、より高解像での撮影が求められている。また、カメラの小型化・軽量化のニーズも高まっている。ドローンに搭載するカメラを小型・軽量化することで、飛行時の電力消費が抑えられ、1フライトあたりの飛行時間が伸びるため、撮影枚数を増やすことが可能になり、撮影効率を高めることができる。(全文は9月11日付け3面に掲載)
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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