A―PAB 相子理事長「存在価値の発揮が不十分」
一般社団法人 放送サービス高度化推進協会(A―PAB)は2023年11月29日、4K8K衛星放送のさらなる普及に向けて、「スゴいぞ、4K・8K」キャンペーンを実施すると発表した。これに伴い同日キャンペーンの発表会も開催された。
今回のキャンペーンでは4K8K衛星放送の知名度向上やさらなる普及促進を図るために制作した新キャラクター「ヨンハチさん」によるプロモーションを実施する。ヨンハチさんは、A―PABでの広報活動の他、BS4K・8Kの各放送事業者の協力を得て、キャンペーン番組などで活用される。また、大手家電流通協会(家電量販店)と全国電機商業組合連合会(街の電器店)の協力の下で、テレビ売り場やテレビコーナーでのキャラクターグッズなどによる販売促進にも活用していく。
冒頭、登壇したA―PAB理事長の相子宏之氏は、「2018年12月1日、新4K8K衛星放送としてサービスを介して約5年が経過しました。この間、放送を取り巻く環境は大きく変化しました。コンテンツの流通経路も多様化し テレビ放送も転送手段の一つというような状況になっている思っています。そのような中4K8K衛星放送としては、おかげさまで対応機器も比較的順調に推移している状況ですが 多様化するコンテンツメディアサービスの中で、まだまだ存在価値を十分に発揮できていないのではないかと感じております。そこで今回は 放送開始から5年のタイミングで改めて 4K8K衛星放送の予算 広く認識していただき、 多くの方に視聴していただけるように、まずは 4K8K衛星放送を知っていただく、そして4K8K衛星放送を見ていただくという2つの目標を設定しました」(全文は12月8日付3面に掲載)。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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