3.11東日本大震災 特別番組を配信 日本ケーブルテレビ連盟 東北支部
日本ケーブルテレビ連盟東北支部(支部長・中川宏生ニューメディア常務取締役福島センター長)は、宮城県ケーブルテレビ協議会と共に3.11東日本大震災を記憶に刻む特別番組を企画し、宮城県内4社のケーブルテレビによる共同制作番組を全国のケーブルテレビに配信すると発表した。
未曽有の被害をもたらした東日本大震災から13年。未だに多くの被災者を苦しめ3.11の傷が癒える事はない。この先起こり得る震災から未来の命を守り同じ悲劇を繰り返さないためには、この出来事を伝え続けることが大切だ。
番組では、宮城県出身のシンガーソングライターの翼taskuさんがナビゲーターを務める。
震災で家が全壊してしまった祖父母の故郷である東松島市を訪れ、震災の記憶が少ない若い世代の経験・学び、支援や震災の風化防止のための伝承活動の変化を紹介し、いま宮城県の各地で行われている「防災」「減災」の取り組みを伝える。
この番組は、全国のケーブルテレビで放送できるよう、AJC―CMS(日本ケーブルテレビ連盟で運営するコンテンツ流通システム)を通じて配信することとし、放送するケーブルテレビ局を募っている(昨年の放送実績は118社)。
震災の事実や記憶の風化が懸念される中、被災地のケーブルテレビ各局は、日々の記録と情報発信に努め、地域と共に歩んでいる。今回の震災特番の制作、全国配信にぜひ期待してほしいとしている。
▽番組名=「東日本大震災 教訓の伝承 ~あの日の経験を未来へ~」▽番組尺=本編43分▽制作局=気仙沼ケーブルネットワーク、仙台CATV、J:COM仙台、宮城ケーブルテレビ(4局共同制作)▽放送期間=3月11日~5月31日。
(2月7日付け4面に掲載)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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