
技研公開③ フロンティアサイエンス
東京都世田谷区砧のNHK放送技術研究所で開催される「技研公開2024」(5月30日~6月2日)の見どころを連載でお伝えする。
最終回は、認知科学やデバイス技術に関する基礎研究として、フロンティアサイエンスの展示を紹介する。
「周辺視野の知覚感度特性」
理想的なヘッドマウントディスプレーに求められるスペックの解明に向けて、必要な視野の範囲や解像度を明らかにするための、高精細な円筒型ディスプレーを用いた測定装置を展示する。測定装置は20枚の縦長4K有機ELディスプレーを、体験者を取り囲むように360度に並べて構成された直径5.2mの円筒型ディスプレーである。視野と空間周波数を制限した映像を表示しても、中央から離れた周辺視野ではこれらの制限に気づかないことを体験することができる。本測定装置により得られた知覚感度特性から、理想的なヘッドマウントディスプレーに必要となる水平の表示視野は約240度であり、水平120度より内側の解像度は視角1度あたり60画素であるのに対し、水平120度より外側は、解像度を視角1度あたり4画素まで減らせることを明らかにした。
(全文は5月24日号3面に掲載)
画像は円筒型ディスプレー
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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