ソニー、放送・業務用機器展示会

ソニーは7月3日、「Our Perspective for your Vision」をコンセプトに放送・業務用機器のユーザーへ向けた展示会「Creative Solution Showcase 2024」を開催した。今回はメディア向けの説明会およびLEDやディスプレイなどの展示についてレポートする。
ソニーマーケティング B2Bプロダクツ&ソリューション本部 本部長の中川一浩氏が「Creative Solution Showcase 2024」の説明を行った。昨年までは、映像ソリューション系とビジネスソリューション系は別々に開催していたが、昨今ユーザーの潜在的な課題や要望、あるいは技術ニーズが多様化しており、それに伴い重なり合う部分が増え始めていることから、取り組みを一元的に発信すべきと思い、今回総合展示会という形で開催することにしたという。
ソニーグループで掲げているパーパスは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」。また、このパーパスを柱としながら、この先10年程度を見据た長期ビジョン「Create Inifinite Realities」を発表している。フィジカルとバーチャルが重なる多層的な世界をシームレスにつなぎ、クリエイターと共に、クリエイティビティとテクノロジーによる無限の感動を届けることを目標としている。
国内B2Bビジネスでは3R(リアリティ、リアルタイム、リモート)によるフィジカルとバーチャルを超えた価値の創造、あるいは価値の提供と行う。長年培ってきたソニーの映像技術をコアとしながら、映像×時間ではクリエイティブの最大化(生産性向上・効率化)、映像×空間では顧客体験活の創造を提供していく。
それらの裏付けとなるソニーの強みは、プロダクトデザインも含めたテクノロジーを融合させた独自のソリューションになるとした。

(全文は7月8日号3面に掲載)

画像はソニーマーケティング B2Bプロダクツ&ソリューション本部 本部長の中川一浩氏

この記事を書いた記者

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。