朋栄、内覧会でバーチャルプロダクションデモ
朋栄は2024年6月27日(木)・28日(金)の2日間、東京・恵比寿の本社において「FOR―A CONNECT 2024 内覧会」を開催した。また、同日程で、朋栄グループであるビジュアル・グラフィックス(VGI)も、「VGI CONNECT 2024 内覧会」を実施。昨年までは同日程であっても受け付けは別々だったが、今年は完全に受付を一本化。来場者の利便性を高め、両社間を行き来しやすい環境を整えた。それも奏功してか、記者が参加した28日は雨が激しく降っていたが、多くの来場者が訪れていた。
会場は第1会場、第2会場、第3会場に分かれており多くの製品や技術・ソリューションを展示していた。今回は第2・第3会場の模様をレポートする。
第2会場はXRコーナーで、VGIとの共同出展となる。バーチャルプロダクションなどに関連した機器が並んでいた。特に注目されたのがスペインAlfalite社製LEDだ。Alfalite社は欧州唯一のLEDメーカーで、朋栄が取り扱うことになった。Alfalite社製LEDの特徴は、高性能や高精度だけでなく、耐久性にある。通常、バーチャルプロダクションなどで使用されるLEDは、側面(壁面)で使用されるLEDと、床面で使用されるLEDは異なる。床面は踏みしめられるため強度が必要なためだ。Alfaliteは、床面と壁面で同じLEDを使用しながら、耐久性と性能を両立させている。今回は初披露ということもあり、加えて今後様々な場面で展示等を行うことを勘案して床面には強化ガラスを設置して展示していたが、実際には強化ガラスは不要で使用できるとした。
(全文は7月5日号3面に掲載)
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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