放送文化基金賞、合計265件から30件が受賞
公益財団法人放送文化基金は7月9日、第50回「放送文化基金賞」贈呈式を開催した。
放送文化基金賞は、過去1年間(2023年4月~2024年3月)の放送の中から選ばれた、優れたテレビ、ラジオ番組や個人・グループに毎年贈られる賞。今回は、全国の民放、NHK、ケーブルテレビなどから、全部で265件の応募、推薦があった。なお、配信番組は7本だった。4月から約2か月にわたる厳正な審査の結果、テレビドキュメンタリー、テレビドラマ、テレビエンターテインメント、ラジオの4つの番組部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16番組と、演技賞や企画賞など個人6件、さらに個人・グループ部門の放送文化、放送技術で8件の受賞が決定した。さらに、放送文化基金設立50周年を記念して、放送文化の向上に大きな貢献をした個人やグループを表彰する放送文化基金50周年記念賞5件を決定している。
冒頭、主催者を代表して放送文化基金 理事長の濱田純一氏が、「今回、民放、NHK、制作プロダクションから多数の番組が多数応募され、さらに初めて日本の配信企業から応募がありました。いよいよ放送も配信も同じ土俵で競い合うことになりました。
日本のテレビ放送を取り巻く環境はここ数年で激変しました。動画配信サービスの普及により、我々の視聴環境も大きく変化しています。こうした中、良質で信頼できるコンテンツ作りに、日々切磋琢磨されている皆さまに改めて敬意を表します。
また今回はこの放送文化基金賞が50回となりますので、放送の歴史を俯瞰しながら放送文化に大きく貢献した個人やグループに50年記念賞を贈呈することとしました。
放送文化基金は創立50周年を迎え、放送中心としたメディア文化の向上と発展にさらに貢献していきますので、皆さまのご理解ご支援をよろしくお願いいたします」と挨拶した。
(全文は7月12日号3面に掲載)
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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