CREATORS EDGE 2024、1066人が来場
玄光社は、映像と写真クリエイターのための展示会&セミナー「CREATORS EDGE 2024(クリエイターズ エッジ)」を、2024年9月4日(水)に東京都立産業貿易センター 浜松町館にて開催した。昨年から場所を移しての開催であり、事前登録者数は1768人(うちオンラインのみ参加:495人)で、来場者は1066人(前年比168%)となった。なお2023年は、事前登録者数は1423人、来場者は634人。
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ASUS JAPANはProArtシリーズを中心に展示した。「P16シーズ」はクリエイター向け16型ノートPC。AMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 40シリーズLaptop GPUを組み合わせることで、321 TOPSの高度なAI能力を実現した。ディスプレイには4K解像度の16インチ有機ELタッチスクリーンを採用し、100% DCI―P3色域を実現している。また、最大4096レベルの筆圧感知に対応したMPP 2・0スタイラスにも対応しており、直感的な操作が可能。
「PX13」は、最薄部15・8mm、軽さ約1・38kgの画面が360度回転するコンバーチブルノートPCで、4つのモード(ノートPCモード、テントモード、タブレットモード、スタンドモード)で使用可能。ディスプレイにはアスペクト比16:10のタッチ対応13・3型3K有機ELディスプレイを搭載し、漆黒を表現でき、明るい色は現実と変わらないほど鮮やかに表現できるため、液晶ディスプレイでは体験したことがないような驚きの映像体験を可能にする。
モニターでは「ProArt Display PA279CRV」を展示。プロの映像編集者向けに設計された27インチ4K HDRモニター。Calman認証取得済みの同ディスプレイは、DCI―P3を99%、Adobe RGBを99%カバーする広色域を備えている。また、工場出荷時にプレキャリブレーションすることで卓越した色精度を実現する。1本のケーブルでDisplayPort対応、超高速データ転送、96Wの充電を可能にする便利なUSB―Cポートも搭載している。
ASUS JAPANでは、今後もProArtシリーズの製品ラインアップを拡充し、多様なニーズに対応していく予定で、8Kモニターなども計画している。
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マウスコンピューターは、クリエイター向けブランドDAIVと、モニターブランドiiyamaを展示。DAIVのデスクトップパソコンでは、大型のケースに多様なグラフィックボードを搭載可能なDAIV FXシリーズを、ノートパソコンでは薄型軽量とハイスペックを両立した16型の DAIV Z6シリーズと14型のDAIV R4シリーズを展示した。iiyamaからは大画面・高解像度でクリエイターの作業を支援する、34型ウルトラワイドモニターProLite XUB3493WQSUと、4KワイドモニターのProLite XUB2792UHSUを展示。クリエイター向けPCのカラーはシルバーもしくはブラックがほとんどだったが、女性からは白(ホワイト)が欲しいとの声があった。白は汚れが目立つなど課題があるためほとんど製品化されてこなかったが、要望が高かったためカラーラインアップに加えた。マウスでは今後、白バージョンの製品を増やしていく計 画だ。
ニコンイメージングジャパンは、新製品「ニコン Z6Ⅲ」をはじめ、映像制作においても高い性能を持つフルサイズミラーレスカメラ「Z9」や「Z8」、レンズ、アクセサリーを展示などを展示した。また、上田晃司氏によるワークショップも実施した。
(全文は9月20日号3面に掲載)
トップ画像はセミナーの模様
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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