ATENジャパン、製造業向けにさらに注力

ATENジャパンは、2024年9月4日(水)から6日(金)まで、幕張メッセで開催された第3回 ネプコン ジャパン 秋」に出展した。同社は映像系およびIT系では高い認知度を有するが、さらなる業容拡大を図るため製造業分野への展開を積極的に行っている。今回の出展もその一環であり、昨年に続き2回目の出展となる。同社の主力製品であるIP―KVMスイッチについても知らない人も少なくなかったというが、逆に機能に興味を持つ人も多かった。伸びしろがある分野であり、今後も市場開拓に注力していく方針だ。
新製品のエネルギー管理機能搭載eco PDU「PG8308B」は、200V/30A対応のPDU。AIサーバーなどの普及により消費電力は大幅に上昇する傾向になる。このため、サーバールームやデータセンターなどでは電力効率を如何に高めるかに腐心している。PE8308Bは高電圧対応で、モニタリング機能を搭載し接続デバイスの電源遠隔制御、使用電力の計測、センサーによる環境監視等の機能に加えて、ラック環境の使用エネルギーを効率化できる。
「VK211」は、RS―232 シリアル信号をUSBキーボード信号に変換したり、本体に記憶させた最大4セットのUSBキーボード入力履歴を接点制御で送出したりすることが可能なUSBコンバーター。キーボード実機の代わりに、キーボード入力に対応したPCシステムにUSBキーコードを送信して制御を行うことができる。また、ローカルUSBキーボードポートを備えており、KVMスイッチのコンソール側デバイスとして併用することで、そのKVMスイッチの切替操作を外部制御化することも可能。

(全文は9月25日号3面に掲載)

この記事を書いた記者

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。