朋栄、マルチチャンネルビデオサーバーにラインアップ追加

 朋栄(東京都渋谷、清原克明社長)は、マルチチャンネルビデオサーバー「MBP―1100VSシリーズ」にラインアップを追加したと発表した。MBP―1000VSシリーズの後継機として、ベースモデルとなる「MBP―1100VS―P」を3月から出荷していたが、グラフィック送出対応モデル「MBP―1100VS―G2」、Media over IP対応ベースモデル「MBP―1100VS―IP―P」、同グラフィックス送出対応モデル「MBP―1100VS―IP―G2」を追加し、MBP―1100VSシリーズとして展開していく。
 グラフィックス対応モデルでは、テロップの同時送出や合成出力が利用できる。MBP―1100VSシリーズは入力4、6、8系統のモデルに、それぞれ1・2TB〜9・6TBまで4種類の容量のSSDを設定しており、利用環境に合わせて入出力数やSSD容量を柔軟に選択できる。ベースモデルとなるMBP―1100VS―Pの入力8系統モデルには、大容量の19・2TB SSD搭載モデルも追加設定している。
 MBP―1100VS―Pは、MBP―1100VSシリーズのベースモデルとなり、4入力8出力、6入力12出力、8入力16出力の3モデルを揃えている。いずれもMPEG2ハードウェアコーデックを搭載し、XDCAM HD(MPEG―2 10bit 4:2:0 25Mbps(CBR)/35Mbps(VBR))またはXDCAM HD422(MPEG―2 10bit 4:2:2 50Mbps(CBR)の各コーデックによるMXFフォーマットで収録/再生する。4Kオプションにより12G―SDI入出力が可能となり、XAVC QFHD Intra Class480/300 VBR/CBRハードウェアコーデックを追加できる。発売中で、希望小売価格(税別)は660万円から(HD―SDI入出力モデル)。
 MBP―1100VS―G2はHD専用モデルとなり、MBP―1100VS―Pの3モデルにグラフィックス2系統の出力(PGM V/K、PREV V/K)が追加されている。発売中で、希望小売価格(税別)は720万円から(HD―SDI入出力モデル)。
(全文は12月18日号3面に掲載)

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。