映像情報メディア学会年次大会、8月28日~30日に北海道で開催

映像情報メディア学会(鈴木教洋会長)は、8月28日(水)~30日(金)に「2024年年次大会」を開催する。今回は「かでる2。7(北海道立道民活動センター)」とZoomを併用したハイブリッド開催となる。
企画セッションは5つが予定されている。「企画セッション1」は「KIBME/ITE Joint Session」(企画:大会実行委員会)。座長は入江 豪氏(東京理科大学)およびJeongchang Kim氏(Korea Maritime and Ocean Univ)。日程は8月28日(木)13時~14時40分。会場C。
企画セッション2は「MoIP放送技術」(映像情報メディア学会北海道支部)。本セッションでは、まず放送設備オールIP化の実例を紹介し、続いてIPPAVILION 2023メンバーにてMoIP放送技術を5つのパートに分けて紹介する。日程は8月29日(木)14:15~17:30、会場A。座長は金子健二氏(NHK札幌)。
テレビ北海道の高橋康二氏が「放送設備のIP化の実際」と題し、テレビ北海道が2024年1月にマスターのIP化、4月と6月にニューススタジオ、制作スタジオをIP化し、オールIP放送局として運用を開始した。IPシステム整備の経験から導入するために特に考慮すべき点や、導入して分かったIPのメリットについて報告する。また、オールIPシステムの一つとして運用している、バーチャルマスターオペレーターによる運用の効率化についても紹介する。続いて、ソニーマーケティングの中尾誉氏が「MoIP放送編(SDIとIP比較)」、リーダー電子の野﨑稔雄氏が「MoIP PTP編(BBとPTP比較)」、東京エレクトロンデバイスの松岡諒氏が「MoIPネットワーク編(Media面)」、エイチ・シー・ネットワークスの濵田悟史氏が「MoIPネットワーク編(制御面)」、Zabbix Japanの長谷川幹人氏が「MoIP監視編」について報告する。

(全文は8月26日号3面に掲載)

画像は昨年の年次大会の模様

この記事を書いた記者

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。