
スカパーJSAT、番組コンテンツ単位の視聴が可能
スカパーJSAT(東京都港区、米倉英一代表取締役執行役員社長)は、12月より、スカパー!サービスの加入が不要で番組コンテンツ単位の視聴が可能となる『スカパー!Sチケット』の提供を開始した。
コロナ禍を経て、動画配信市場では有料チケット制オンラインライブ配信(PPV)の利用率について増加傾向という調査結果が出ており、課金をしてコンテンツを視聴することが普及しつつある。
スカパーJSATが従来提供していたPPV(ペイ・パー・ビュー)やPPS(ペイ・パー・シリーズ)はスカパー!に加入してもらったうえで、各番組やシリーズ番組を購入するシステム。しかしながら昨今の動向を鑑み、同社でも〝これだけ見たい〟という顧客のニーズにあわせて同サービスの提供を開始する運びとなった。
『スカパー!Sチケット』の提供開始により、110度CSデジタル放送視聴可能世帯の約3000万世帯の人がスカパー!の基本料429円/月がかからず、さらに氏名住所などの情報入力の必要もなく、手軽にスカパー!のコンテンツを楽しむことが可能になった。
12月19日放送の「勘定奉行クラウド杯 球王決定戦2024」を皮切りに、スポーツ関連コンテンツを中心に提供を開始する。1月にはブンデスリーガの中でも特に人気の高い堂安選手が所属するフライブルクとバイエルン戦の試合を提供予定、さらには2月以降も続々と注目コンテンツの提供を予定している。
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掲載は12月11日付け4面に掲載
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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